【自然を満喫 釣り初心者にお勧め】

管理釣り場

新型コロナウイルスの影響で、密を避けるためにアウトドアレジャーを楽しむ人が増 えている。自然を満喫しながら体を動かし、魚との駆け引きを楽しむ釣力もその一つ。 そんなだいご味を味わうために、まず初心者にお勧めしたいのが、手軽に楽しめる渓流 の管理釣り場だ。

「年間3千人程度だったお客さんが、コロナ後は4千人以上に増えています《

東京都八王子市の山里にある「北浅川恩方(おんかた)ます釣り場《。

運営する恩方漁業協同組合の組合長、野村福松さんはそう話す。1964年に営業を開 始。「家族連れが安全に釣りを楽しめる《が釣り場のモットーだ。

多摩川の支流・北浅川の流域約700㍍を整備し、釣り場として利用している。仕掛 けが付いたさおを貸し出しているほか、エサも販売しており、ブドウ虫と呼ばれるガの 幼虫のほか、生き餌をさわるのが苦手という人のためにイクラもある。釣りをするため の入場料にあたる「遊漁料《と貸しざお、エサ代を含め、釣り人1人につき、4千円ほ どかかる。

釣り場では客の数に応じて、頃合いを見計らってニジマスを放流している。釣り方はシンプルだ。 魚は上流に頭を向けていることが多い。エサを付けた仕掛けを上流側に投げ入れ、下流側にむかって 流す。・ウキがグッと沈んだら、さおを立てるようにして「合わせ《を入れる。手応え があれば、引き寄せる。

コツは、エサが流れる深さと、魚がいる深さである「夕ナ《を一致させることだ。道 糸についたウ牛の位置を上下させて調節する。分からないことがあればスタッフに相談 すればよい。

初心者だけでなく渓流釣りの腕をあげたい釣り人もやってくる。新たに買ったさおの 調子を試したり、細い(リスを使った自作の仕掛けで魚を釣り上げることができるか試 してみたり。

釣った魚は10匹まで持ち帰ることができる。スタッフに頼めば無料ではらわたを取っ てくれる。塩を振って、串刺しにしてもらったり(串代1本50円)、バーベキュー設備 や河川敷で焼いて食べたりすることもできる。釣ったばかりの魚の眛は格別だ。

野村さんは「四季折々の自然の中、澄んだ空気の中で体を動かす釣りは健康的です。 多くの人に楽しんでほしい《と話す。(井上道夫)



(出典:朝日新聞、2022/10/22)

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