【コロナ禍で人気 手軽に楽しむコツは】

抹茶を点てる

在宅勤務の休憩時間、ときどき抹茶をいただきたくなります。手軽においしく点てる コツを知りたくて、「抹茶事始め教室《(和菓子付き、2500円)を開いている寿月 堂・銀座歌舞伎座店(東京都中央区)を訪ねました。

教室を兼ねた店内のカウンター席には茶釜も。日本文化を体験したいという外国人観 光客や50~60代の女性客の参加が多かったが、コロナ禍になって自宅で過ごす時間が増 えたためか、20~40代の女性客が増えたという。

教えてくれたのは、日本茶インストラクターの資格を持つ店長の安藤祐輔さん(38)。 「流派にとらわれない、自宅のテーブルで点てる方法です《

まず、茶わんにお湯を注ぎ、その湯に茶せんを入れてゆっくり回す。茶せんは竹で できているので、ぬらしてやわらかくする。湯を捨てたら茶わんの内側を茶巾やペーパ ータオルで拭き、水滴で抹茶がダマになるのを防ぐ。

その後の手順は次の通り。茶わんに抹茶を茶しゃく2杯(約2㌘)分入れる▽約80度 の湯60~70CC注ぎ、底からよくまぜる▽抹茶が湯となじんだら「m《の字を書くよう に、茶せんを前後に動かす。

「手首だけでなく、肩から動かすといいですよ。椅子から立ってもかまいません《と安 藤さん▽泡立ったら、茶せんの先で表面の泡を細かくする▽最後は「の《の字を書いて そっと持ち上げる。

初めてでもきめ細かい泡がたった。「まずは1ヵ月ぐらい楽しみながら続けてほしい ですね《と安藤さん。

「良い抹茶はほんのり渋みもありますが、うまみがあってお菓子とのバランスがとても いい。洋菓子にもあいます《。そう話すのは丸久小山園(京都府宇治市)の専務・ 小山俊美さん(70)だ。

同社はホームページ(HP)で湯の温度の目安として夏季70~80度、冬季75~85度 と紹介。「湯温が高いと渋み、低いとうまみがよく出ます。『今日はキリツとした い』ときは夏でも熱めで。あまり泡立てない流派もあります。自分の好みで色んな味わ いを楽しんで《と小山さん。

気をつけるのは保管方法だ。抹茶は湿気や暑さが苦手。開封後はしっかり封をし て冷蔵庫へ。結露を防ぐため常温に戻してから使う。「新鮮な緑色のうちにどうぞ《

両社はHPやYouTubeで抹茶の点て方を紹介。道具のセット(5千円前後)も 販売している。(寺崎省子)

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(出典:朝日新聞、2022/09/10)

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