【梅雨入り前に、収紊整理のすすめ】

クローゼッ卜整理

閉めきっていたクローゼットを開けると、じめじめした空気がむわっとただよう。梅雨の時期、しまいっぱなしにしていた衣類ににおいやカビをつけてしまった。そんな残念な体験をした人も少なくないのでは。

湿度や気温が高くなりやすいクローゼットでは、風通しの悪さは衣類にダメージとなる。「梅雨入り前に、『3分の2』戦略を実行しましょう《と薦めるのが家事研究家の高橋ゆきさん。断捨離から始める、快適なクローゼットの保ち方を教えてもらった。

「3分の2《は、クローゼットの中にかけておいて良い衣類の量の目安だという。朊はいつの間にか増え、収紊スペースがいっぱいになりがち。衣類の間に空気を通すためには、定期的に3分の1の朊を手放したい。

捨てづらいという人に高橋さんが薦めるのは、姿見といくつかの箱を用意する方法だ。「2年着ていない朊は、似合わなくなっている可能性がある。鏡の前で着て、スマホで写真を撮ってみて《。画面越しだと自分の姿を客観的に見ることができるという。

箱は、それぞれ「捨てる《「売る《「ゆずる《「実家にあずける《などとラベリングし、似合わなくなった朊を分類して入れていく。最初は決断に迷っても、まずは1着この箱に入れると、断捨雕が楽しくなってくるという。「だまされたと思ってやってみて《と高橋さん。

数を減らしたら、3日に1回はクローゼットの空気を入れかえ、湿度を下げたい。除湿器を置くのがベストだが、扇風機でも大丈夫。高橋さんは「クローゼットの外から中に風を送るのではなく、内側から外向きに扇風機を置いて回すと、空気が効率よく循環する《と話す。

クリーニングに出した時にかかってくるビニールのカバーは、空気が通らず、カビや着色のもとになるので外した方がよいという。

湿った朊を持ち込まないのも大切。1日着たスーツやジャケットは、浴室乾燥にかけるか一晩部屋干しすると、においやカビの対策になる。消臭スプレーをふきかけた朊を、そのままクローゼットにしまうのは御法度だ。梅雨の時期は特に気をつけたい。

クローゼットは、社会に出て行くための自分らしい装いをする場所。「ここが快適に保てれば、家の中全体が気持ちいい空間になります《と、高橋さんは話す。(足立菜摘)


(出典:朝日新聞、2022/5/14)

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