【時間だけでなく、オシャレに彩りをに】

腕時計選びのコツ

時間を伝えてくれるだけでなく、おしゃれにも彩りを与えてくれる。憧れの腕時計があるという人も多いのでは。一方で、自分に合った腕時計を購入したくても、‐たくさん種類があって目移りしてしまうという人も。今回は選び方のコツと、最近の流行を教えてもらった。

漠然と時計が欲しいときは、プロに聞くのが近道だ。「勇気がいるかもしれないけど、まずはお店のスタッフに声をかけてみて《。腕時計のバイヤーとして働く松岡良洋さんはそう話す。着け慣れず、重すぎると感じた場合、購入したのに使わなくなることもあるため、「購入前には必ず試着を《と勧めている。

松岡さんによると腕時計は各メーカーが毎月新作を発表しており、多いときには20~30種類の新作が出る場合も。新生活や年末に向けて需要が高まるため、最も多くの新作が出そろうのは2月と10~11月。売れ筋は2万円以下の商品で時間の見やすいものを求める人が多い。

「以前は仕事用とプライベート用を使い分ける人も多かったが、最近は『オンとオフ両方で使えるものを探している』というお客様が増えています《。

文字盤の形は丸い「ラウンド型《、左右に膨らみがある「トノー型《、四角い「スクエア型《が主流。色は黒・白・紺が昔からの定番で、ステンレスの針が見やすい白色の文字盤は高齢者に人気が高い。最近は海外メーカーが取り入れたことを機に、グリーン系の文字盤も流行しているという。文字盤とケース、ベルトがそれぞれ異なる色の組み合わせのもの、文字盤が大ぶりで存在感のある「ダイバーズウォッチ《も売れ筋だ。

値段は比較的高価だが、時計好きから強く支持されるのが機械式腕時計。時計の中にあるおもり(回転錘)が腕の振りによって回転することでぜんまいが巻き上げられ、時計の針を動かす歯車を回す。毎日つけないとすぐに止まってしまうが、「止まれは自分でねじを巻いて動かす。このひと手間が時計好きにはたまらない。常に時計に触っていられて愛着がわきます《。

通販で買うときの注意点も聞いた。偽ブランド品を売るウェブサイトも存在するため、まずは正規品がどうかを確認する。腕回りは後からでも調整できるが、変えられないのが文字盤のサイズだ。「事前に寸法を見てサイズ感をイメージして《とアドバイスする。 (前田朱莉亜)


(出典:朝日新聞、2022/4/30)

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