【丈夫な骨を保つ 早めに倹査し、生活習慣の見直しを】

先日、祖母が亡くなりました。骨粗鬆症で何度か骨折じていたため、火葬の後、大腿骨部分には大きな金具やボルトがありました。丈夫な骨を保つにはどうしたらいいか、調べてみました。

骨のカルシウムなどの量である「骨量」は成長期に増え、18〜20歳でピークに達する。その後は頭打ちで、腰椎では45歳前後を境に減少に転じる。

特に女性は、骨を強くする女性ホルモンが閉経後に減り、骨量も一気に減少する。骨密度が、若い人の平均の7割以下だと骨粗髭症と診断される。高齢で骨折すると要介護リスクが高まり、脚の付け根(大腿骨近位部)の骨折は深刻で、5人に1人が1年以内に亡くなるという。

山王メディカルセンター女性医療センター長の太田博明医師は、骨折予防には「検査で早めに骨密度を知ることが大切」と訴える。検査法は主に三つある。背骨と大腿骨などに微量な]線を当てる「DXA法、手の骨に]線を当てる「MD法」、かかとの骨に超音波を当てる「QUS法」だ。検査料は病院ごとに異なるが、最も正確で高い「DXA法」でも4千〜5千円程度という。

また約6割の自治体で40〜70歳までの女性を対象に、5年おきの骨粗鬆症の検診を実施している。しかし、受診率は5%程度と低い。太田医師は「検診がある自治体の人は必ず受け、ない自治体や対象外の人も、自費にはなるが、早めに受けた方がいい」と話す。

自分の骨の現状が把握できたら、あとは予防や治療のために、生活習慣を見直そう。運動としては、ミニジャンプやかかと落としなど、骨に重力による負荷をかける動きが効果的だ。

栄養面ではカルシウムの多い食事が大切だ。国民1人当たりの平均摂取量はl日500_グラムで、多くの年代で推奨量に達していない。女子栄養大学の上西一弘教授は「吸収がよいのは牛乳。学校給食だけでなく、大人も1日1杯の牛乳を」と呼びかける。おなかが痛くなる人はヨーグルトやチーズでも代用可能だ。魚などに多いビタミンDはカルシウムの吸収を助ける。(水戸部六美)



(出典:朝日新聞、2019/01/05)

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