【通勤ウォーキング 少し負荷をかけ、爽快なリズムで】

  日常生活で運動を採り入れれば、健康増進に役立ちます。ただ、仕事をしていると、毎日の運動が難しい人も多いでしょう。スポーツ庁は20〜40代の運動不足解消に、通勤時間を利用したウォーキングを推奨しています。「通勤ウォーキング」で歩く習慣を身につけませんか。

一般社団法人「日本ウオーキング協会」専務理事の井上成美(しげみ)さんに、通勤ウオーキングのコツを聞いた。

通常のウォーキングと同様、意識した、しっかりとした歩き方が大切だ。体の中心を通る軸をまっすぐ伸ばした美しい立ち姿で、ひざとつま先が正面を向くように着地。足はかかとから着地し、つま先の小指、親指の順に体重を移動させる。腕は腰くらいの高さで振る。

ウォーキングは、筋肉をつけるものではない。ついている筋肉を維持するものだ。そのためには、ゆっくり歩くのではなく、体に少し負荷がかかるくらいの、爽快なリズムの早歩きがよい。

出勤時と退社時、どちらでも構わない。井上さんは「駅ひとつ分くらい余分に歩くのが目安だが、それぞれ体格も違うし、歩幅も違うので、どのぐらい歩くかは十人十色。大切なのは習慣化すること」と話す。さらに、歩く前のストレッチや、十分な睡眠をとって気持ち良く目覚めるといった、ウォーキング前後の行動も重要と強調する。

通勤時のウォーキングで気になるのはバッグと靴。バッグは左右どちらか片方に偏らないよう、リュックのタイプを使うか、左石交互に持ちかえるようにする。スポーツ庁は「スニーカー通勤」を勧めるが、井上さんは「ビジネスシューズでよいので、歩くときに衝撃が少ない靴を」と言う。 スポーツ用品メーカーは、ランニングシューズなどで採用している靴底などを使い、着地時の衝撃をやわらげるビジネスシューズをつくっている。アシックスは、クッション性のある中敷きを使用し、かかと部分にジェルを内蔵。ミズノのビジネスシューズも、クッション性と安定性がある靴底だ。いずれも、湿気も排出する機能もある。(神田明美)


(出典:朝日新聞、2018/12/08)

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