【アプリでウォーキング 柴しいから続けられる健康づくり】

健康のために続けたいウォーキング。いつも三日妨主という人もスマートフォンのアプリで楽しく、しかもお得に続けられるかもしれません。

街中を歩き回ってポケモンを集める「ポケモンGO」。このゲームを1日30分以上プレーする人は体重が減り、血圧が下がったという調査結果がある。東京大大学院薬学系研究科の澤田康文客員教授(67)らが、直近1カ月以内に週1回以上の頻度でポケモンGOをプレーした20歳以上の男女800人を対象に調査した。その結果、1日に30分以上プレーする人の29・4%で体重が減少し、14・2%で血圧が低下した。それぞれプレー時間30分未満の人の倍以上の割合だった。

この結果からも明らかなように、歩くことは健康に良い。しかし、ただ「歩け」と言われても続かない人も多い。調査した澤田さんも医師から歩いた方がいいと言われたが続かなかった。しかし、ポケモンGOを始めると楽しくて、気付けば長距離を歩くようになったという。 澤田さんは「健康のためと言うより、楽しいから続けられる」と話す。

ポケモンGO以外にも日々のウォーキングを楽しくしてくれるゲームアプリはある。スマホ内蔵の歩数計と連動し、歩数に合わせてキャラクターがパワーアップしたり、東海道五十三次や四国のお遍路を疑似的に巡ったりもできる。

歩けば歩くほど得をすることも。牛丼チェーンの吉野家のアプリでは、歩数を稼いでイベントをクリアすると割引クーポンがもらえる。日本コカ・コーラのアプリでは、1週間の目標歩数を設定し、達成するとスタンプがもらえる。スタンプがたまるとスマホ対応の自動販売機でドリンクと交換できる。

炎天下でのウォーキングには熱中症の危険もある。しかし、気温や湿度などから熱中症の可能性が高まると警告するアプリを使えば、危険を回避できる。

日本ウォーキング協会の井上成美専務理事は「ゲームやポイント集めなど『楽しさ』が主役となり、結果として歩くことができる」とし、アプリで楽しく歩く健康づくりを勧める。(姫野直行)



(出典:朝日新聞、2018/08/04)

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