【海外旅行の備え 出かける前に現地の情報収集を】

夏休みの海外旅行シーズンです。出かける前に、最後の確認と備えを済ませておきましょう。

飛行機でのエコノミークラス症候群は広く知られてきたが、他にも注意すべきことがある。手術後やダイビング直後は一定期間、飛行機に乗ってはいけない。妊婦や乳児は航空会社の承認が必要な場合がある。糖尿病や心臓病などの持病がある人は主治医と相談した方がよい。

現地では暑くても短パン、タンクトップなどは避け、長柚、長ズボンを着る。国立国際医療研究センタートラベルクリニックの金川修道医長は「日焼けや虫刺されだけでなく、肌を露出した服装による宗教上のトラブルなどを避けることにもつながる←と話す。宿泊先のベッドなどで、ダニや害虫が心配な時は、入る前に防虫スプレーで追い出すとよい。

サラダや刺し身などの生ものは汚染の恐れがある。できれば目の前で火を通してもらったものが無難だ。おなかを壊したら、脱水にならないように水分を取り、熱や嘔吐などの症状が出たら、我慢せずに現地の病院を受診する。

常用薬の紛失や、睡眠薬を持ち込めない国など、薬は意外にトラブルになりやすい。金川さんは「持病の薬などは旅行期間中の分を2セット用意して、別々に保管するとよいでしょう」とアドバイスする。必要な予防接種や、旅行保険の加入は必ず済ませよう。

現地の状況を事前に調べるのも重要だ。外務省の「海外安全ホームページ」(https: //www.anzen.mofa.go.jp.)では、、最新の感染症の発生状況や注意喚起などを確認できる。同省は、マンガ『ゴルゴ13』と連携、普段は口数の少ない主人公が、注意点などをマンガや動画でわかりやすく解説してくれる。

ページからたどれる「世界の医療事情」では、国や主要都市ごとに衛生、医療の状況や、かかりやすい病気などを紹介。同省の担当者は「海外に危険があるから行かないのではなく、旅を楽しく安全にするために、ぜひ事前の情報収集をしてほしい」と話す。(小坪遊)



(出典:朝日新聞、2018/07/28)

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