【リハビリとヨガ 無理のないポーズで体力アップ】

様々なポーズをとり、心身をリラックスさせるヨガ。最近では医療機関でリハビリの一環としても活用されています。簡単なポーズで無理なく行うため、多くの人におすすめだそうです。

聖路加国際病院(東京都中央区)の心血菅センターでは、2013年6月から心臓の手術を受けた患者らを対象に週1日、ヨガクラスを開いている。

講師を務めるのは同病院の看護師で、ヨガインストラクターの鈴木陽子さん。「治療の代わりにはならないが、病気やストレスで乱れた自律神経をヨガで整えて体力をつけることで、元気で達者に生活するサポートになる」と話す。

参加者からも好評だ。5年ほど前に心臓のバイパス手術を受けたという男性(67)は「ヨガは初めてだったが、足腰が鍛えられ、病気をする前よりも元気になった気がする」と話す。

鈴木さんに初心者におすすめのポーズを教えてもらった。

まずは体の側面を開くポーズ。座った姿勢で左足を45度開き、右腕を上に伸ばして脇腹からわきの下が気持ちよく伸びを感じるところまで体を左に倒す。目線は斜め上を見て、3呼吸キープする。反対側も同様に行う。胸郭が広がり呼吸しやすくなるため、朝におすすめだ。

次はお尻や太ももを鍛えるポーズ。椅子に腰を下ろすようにひざを曲げ、背筋を伸ばし、正面を見たまま胸の前で合掌し、3〜5呼吸キープする。姿勢を維持する筋肉も鍛えられる。

最後は背骨の周りの緊張をほぐすポーズ。仰向けになり、曲げた左ひざを右手で押さえながらゆっくり右側に倒す。左手は肩のラインに伸ばし、3〜5呼吸キープ。反対側も同様に行う。背骨周りの自律神経が刺激され、下半身の皿流もよくなる。眠りにつきやすくなり、夜に行うのがおすすめだそうだ。

「一つのポーズだけでもいいので、できる範囲で細く長く続けることが大切」と鈴木さん。高血圧など気になる症状がある場合は、無理はせずかかりつけ医に相談してから行うのがよいという。(土肥修一)


(出典:朝日新聞、2018/02/24)

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