【花粉を防ぐ マスクなど有効、家へ持ち込みNG】

スギ花粉の飛散シーズン。花粉症の人にはつらい季節がやってきます。「花粉症かな」と感じたら医療機関を受診し、しっかり対策して乗り切りましょう。

日本気象協会が1月16日に発表した花粉飛散予測によると、東北から近畿、四国地方までで前季の飛散量を上回る見込みだ。特に東北では2倍、関東甲信・四国で1・5倍。スギ花粉のピークは、福岡で2月下旬から始まり、東京では3月上旬から4月上旬までの長期間と予想されている。

花粉症対策に詳しい日本医科大の大久保公裕主任教授(耳鼻咽喉科)は、飛び始め直後から治療を始める「初期寮法」が有効と話す。「薬物療法は2月中旬ごろからでも間に合う。くしゃみ・鼻水、鼻づまり、日のかゆみなど、どの症状がひどいかで治療も変わってくる。きちんと診断してもらって」と助言する。

花粉の大きさは30マイクロメートル。大久保さんは、顔にフィットするサイズのマスクを選ぶことを勧める。大久保さんの調査では、花粉症用マスクをつけた場合では鼻の中につく花粉が6分の1に減るという。また、コンタクトレンズは避けてメガネをかける。花粉が飛びやすい、最高気温が高い日▽雨が降った翌日の天気のいい日▽風が強く晴れて乾燥した日に注意し、花粉情報をチェックしたい。

自宅に花粉を持ち込まないよう、つるつるした服を看て、帰宅時には洋服や髪の毛についた花粉を払い落としてから入るようにする。ペットの毛についた花粉も要注意だ。洗濯物は室内に干し、掃除機をかけるほか、水拭きやモップかけも効果的だ。たばこは粘膜を傷つけるので禁煙し、規則正しい生活を心がける。

全国でドラッグストアを展開するマツモトキヨシによると、2月ごろから花粉対策の売り場を設け、春先にかけてマスクの需要が高くなっていくという。花粉の付着を防ぐスプレーや、眠くなりにくい鼻炎の薬などをそろえる。

全国の花粉の飛散データは、環境省花粉観測システム「はなこさん」(fttp:/kafun.taiki.go.jp/)で見ることができる。(水野梓)



(出典:朝日新聞、2018/02/17)

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