【アーモンドミルク 高齢者に必要な栄養をとりやすく】

数年前から「アーモンドミルク」と呼ばれる飲料を見聞きするようになりました。手軽に労養をとれる手段として注目されているようです。

アーモンドミルクは、アーモンドと水などをミキサーにかけ、こした飲み物。ライスミルクやココナツミルクとともに、牛乳、豆乳に次ぐ「第3のミルク」と呼ばれる。海外では数十年前から飲まれており、米国では豆乳を抑えて、植物性ミルクの代表格になっているという。

アーモンドに詳しい慶応大の井上浩義教授(薬理学)によると、アーモンドにはビタミンEや食物繊維、オレイン酸が豊富に含まれる。井上さんらの研究で、成人男女19人(BMI24〜28)が半年 周、毎日アーモンド25粒食べ続けたところ、体重が平均3・4`グラム減った。井上さんは「普通の食事が10〜20回かむのに対し、アーモンドは30〜40回かむ必要がある。毎日たくさん食べ続けにくい人もいるが、砕いて液体にすればとりやすく栄養素の吸収率も上がる」と指摘。「高齢者らが手軽に必要な栄養を摂取する手段として広まってほしい」と話す。

アーモンドミルクの作り方は簡単だ。生かローストのアーモンドを1〜2晩、水につけた後、手で皮をむく。水や塩と一緒にミキサーにかけ、ガーゼなどでこしたら完成。こした後の搾りかすには食物繊維が多く残るため、「あえ物などにするのがおすすめ」と井上さん。

米国のアーモンド会社ブルーダイヤモンドグロワーズは2013年から日本でアーモンドミルクを販売する。同社製品「アーモンド・プリーズ」(砂糖不使用)の場合、200_リットル中のエネルギーは28`カロリーで牛乳(無調整)の5分の1。糖質は1c、コレステロールは0_グラムだ。担当者は「アーモンドミルクは牛乳に比べてさっばりしている。飲み物や料理に合わせて牛乳と使い 分けてほしい」と話す。

同社と契約し今年3月から製造・販売するポッカサッポロ(名古屋市)も「アーモンドの健康価値を感じてもらえる商品を展開したい」としている。(南宏美)



(出典:朝日新聞、2018/01/27)

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