【スマホで健康管理 睡眠やカロリー把握、多彩な機能】

いまやスマートフォンは一人一台の時代。コミュニケーションや情報収集のために欠かせない道具ですが、健康管理にも役立ちます。

定番は歩数計アプリ。からだの動きをセンサーでとらえ、歩数や消費カロリーを計算する。歩数計は以前の携帯電話にもあったが、スマホはGPS(全地球測位システム)と連動させ、どこをどう歩いたか、地図上に落とし込んでくれる。

睡眠時間や心指数を測定するアプリも多い。睡眠アプリは、枕元にスマホをおき、寝返りなどの動きから睡眠の状態を判定する仕組み。いびきや寝言、歯ぎしりを録音・確認できるものもある。心拍計は、カメラのレンズの上に指先を10秒ほどあてていると、皿流の変化から心拍数を測ってくれる。通常の心拍の波形と比べることで、不整脈の可能性奄チェックするアプリもある。

カロリー計算では画像認識技術を活用したものが増えている。これから食べる食事をスマホで撮ると、その画像から何の料理か判断し、カロリーをはじき出す。何を食べたか、入力する手間がはぶけるのがミソだ。

体重計や血圧計などのデータをスマホに記録しておけば、日々の変化をグラフなどでわかりやすく表示したり、ウォーキングなどとの関連をみたりでき、運動や体重管理を続ける励みになる。無線でデータを自動的に取り込むスマホ連動型の測定器もある。手首につけるスマートウォッチや活動量計のほとんどは連動型で、運軌量や心指数などをより詳しく計測し、スマホで管理できる。

スマホを健康管理に活用する試みは、大学での研究や自治体、企業でも始まっている。東京大学はNTTドコモと共同で、2型糖尿病や糖尿病予備群を対象にした生活習慣改善の自己管理支援アプリをiPhone用に開発し、集まったデータから日常生活と糖尿病との関連を詳細に調べる臨床研究に取り組んでいる。生命保険会社の間では、健康情報の配信などを含めた健康管理アプリをみずから提供するサービスが広がっている。(田中郁也)



(出典:朝日新聞、2017/10/14)

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