【おしゃれな杖 ポップな色やデザインを楽しんで】

けがや病気で足腰に不安があるとき、杖は心強い存在です。これまではシニア向けの介護用品というイメージが強かった杖ですが、ポップな色使いやデザインで、年齢を問わず明るくおしゃれに使えるものも増えています。

持ち手の部分がマーブル模様になっている上品な木製の杖、小花やキャラクターがいっばいのかわいい杖、明るい色使いの杖……。イオンは昨年4月、専門店として、ステッキ工房「ファンタステッキ」を開設した。

材質もアルミやカーボン、木や竹とさまざまだ。「旅行やお出かけをおしゃれにアシストできれば。最近は2〜3本お持ちの方も珍しくないですね」とステッキコンシェルジュの石井美代子さん。

インターネットでも「おしゃれ」「ステッキ」などと検索すると色々なデザインの杖が見つかる。透明な筒の部分に入れた花やモチーフを入れ替えられるものやポップな色使いが楽しいもの、ストライプや水玉など若い人が使うことをイメージしたものもある。

杖を使ったコーディネートを手がけたことがあるスタイリストの足助奈穂子さんによると、年齢を問わず、どんな洋服にも合わせやすい色は紺やこげ茶、紫やエンジ、藤色など。つや消しの金や銀もおすすめ。柄は同系色の小花や小さめの模様が使いやすい。

杖をアクセサリーも兼ねてコーディネートするなち鮮やかな赤や黄色、緑やオレンジ、ピンクといった見ているだけで元気になれるビタミンカラーもいい。スワロフスキーなどの飾りがある杖なら、ネックレスなどのアクセサリーを控えめにすると全体がきれいに見える。

市販の杖は持ち手の形からT字杖などと呼ばれる。体重をかける松葉杖などを卒業して、歩けるようになっても筋力が落ちていたり、長く歩くと痛みが出たりする人が使う。持つのは痛めた足と逆側の手。日本理学療法士協会の斎藤崇志さんは「地面につくゴムがすり減っていないか、長さを調節する金具が外れていないか、滑らないように確かめて安全に使って」と呼びかけている。(竹石涼子)



(出典:朝日新聞、2017/07/01)

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