【男性の化粧水 あご周り「Uゾーン」を念入りに】

男性用の化粧水を、薬局などでよく見かけるようになりました。女性の社会進出も進み、職場で健康的な肌を維持したいと考える男性も増えたようです。最初はちょっと恥ずかしい、商品の選び方や使用方法などをメーカーに聞きました。

化粧水は、朝や就寝前につけるのがおすすめ。まずしっかり洗顔した後、500円玉ほどの量を手のひらにとり、顔全体になじませるように塗っていく。

女性の洗顔でよくいわれる「Tゾーン」と呼ばれる額や鼻筋のケアのほか、特に男性が乾燥しがちな「Uゾーン」というあごの周りにしみこませると効果的だ。

「男性の肌は、女性と比べて化粧水が浸透しづらい」とマンダム商品PR室の奥啓輔さんは話す。潤い重視の女性用と比べてさっばりしたタイプもあり、人気だ。乾燥だけでなく、シミを防ぐ成分が 含まれる中年用商品も販売されている。

同社が今年、15〜29歳の男性336人を対象にした調査結果によると、女性に第一印象で魅力的と思われるポイントとして、6割ほどが答えたのが「肌のきれいさ」。服のセンスや髪形などを押さえ、第2位だった。奥さんは「男性のスキンケア市場は拡大傾向。化粧水は女性が使うものと思われがちですが、『隠れユーザー』も意外と多いかもしれませんね」と話す。 「保湿やニキビ予防に化粧水は有効」と東京工科大の前田憲寿教授(化粧品学)はいう。男性は女性に比べ皮脂が多く、清潔を保つためには洗顔がもちろん大事。その後の肌の乾燥を防ぐため、化 粧水で潤いを与えることは肌荒れを防ぐメリットがある。特にこれからの乾燥する冬場は、気をつける必要があるという。

閉じた毛穴を広げニキビを予防したり、角質など肌の生まれ変わりを促進したりする成分が含まれたものも効果が期待できる。男が化粧水なんて、と思いがちだが、「ひげそり後につけるクリーム も昔からあった。つける範囲が少し広がったと思って挑戦してみては」と前田教授。(山崎啓介)



(出典:朝日新聞、2016/12/10)

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