【ドライアイ 予防対策の要は三つの「コン」】

目の表面が乾いて、傷がつくドライアイ。目にそもそも異常がなくてもドライアイになりやすいのが現代の生活です。対策の要は三つのコンだそうです。

目の表面はぬれていないと傷つきやすい。ドライアイはもともと涙が出にくいなどの体質がある人の病気だった。だが、杏林大の山田昌和教授(眼科学)は「最近は昔からのドライアイだけでなく、環境が引き起こすタイプが増えています。要因はパソコン、エアコン、コンタクトの三つで、眼科医の間では3コンと言っています」という。

ふだん、まばたきを1分間に15−20回することで目の表面の涙が足されている。パソコンなどの画面をじっと見つめるとまばたきの回数が半分から3分の1程度に減ることが知られている。本を読んでいるときも多少減るが、パソコンの方が減り方が激しい。特にゲームなど動きのあるものは影響が大きいという。

エアコンを使うと湿度が下がり、目が乾きやすくなる。コンタクトレンズは涙の上に浮かんでいて、つけると涙の層が薄くなり、やはり乾きやすくなる。

パソコンの対策は、画面の高さを目の位置より低くすること。目線が水平より15度ぐらい下になるのが目安だ。伏し目がちになると目の開く大きさが減る。

意図的にまばたきを増やすのもいい。また、長時間使うときは1時間に1回ぐらい休憩をいれることだ。「ただし、休憩中にスマートフォンでゲームをしていたら意味がありません」と山田さん。

エアコンは風が顔に直接あたらないようにする。コンタクトレンズは試供品などをいろいろ試してみて自分の目にあったものを探す。ごろごろする感じやぼやけて見えるのはあっていないが、ほかのものを使ったことがなく、こういうものだと思ってしまっている人がいるのだ。 加湿器や涙が蒸発しにくい保湿メガネを使うのは共通の対策だ。

目薬は涙に含まれる多様な成分を洗い流すので使いすぎはよくない。1日3、4回ならいいが、5回以上はイエローカード、10回以上はレッドカード。眼科で相談した方がいい。(鍛治信太郎)



(出典:朝日新聞、2016/10/08)

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