【夏の帽子選び きつすぎず、顔形に合ったものを】

夏も本番。紫外線から身を守る手軽な手段が帽子です。

「帽子は持ち運びできる日陰」。紫外線に詳しい東海大の佐々木政子・名誉教授(光化学)はこう話す。

地上に届く紫外線(UV)は、主に肌の老化を早める「UVA」と、日焼けの主な原因で免疫低下や皮膚がんにつながるおそれもある「UVB」の2種類。特に夏場に注意したいのはUVBで、太陽高度が高い時ほど地上に届く量が増えるため、7、8月には冬の5倍になるという。UVBが強い時間帯を簡単に知る方法もある。「目安は自分の影。身長より影が短いと、太陽高度が45度以上なので紫外線対策が必要」(佐々木さん)

では帽子でどれぐらい紫外線を防げるのか。佐々木さんらの研究によると、初夏の快晴日につばの長さ7aのキャップ型で、顔にあたる紫外線量は何もかぶらない時に比べて60%防げる。更に7aのハット型では65%、13aと大きいつばのハット型では90%も防御できたという。

帽子の素材は、UVBを吸収するポリエステルと通気性の良い綿の混紡がおすすめだ。色は黒が白に比べ七紫外線を吸収するものの差はわずかな上、赤外線も吸収してしまう。佐々木さんは「熱中症対策も考えると夏は白やベージュなど薄い色で通気性の良い帽子を」と話す。

では、夏の帽子の選び方は。全国に30店舗以上を展開する帽子専門店「オーバ ーライド」明治通り店の鈴木啓爾店長によると、男性はパナマハット、女性はキ ヤペリン(女優帽)などいずれもハット型が人気だという。キャペリンはつばの 長さが10a削後のものが売れており、クシャツと折りたたんでカバンにしまえる タイプも好評だという。また最近はハット型でも形崩れしにくく洗濯機で洗える ものも出てきた。

サイズは「左石の耳の辺りで、指1本ずつが入るぐらい」が目安。丸顔や四角顔の人は大きめのつば、細顔の人は逆に小さめのつばの帽子がバランスが良いそ うだ。「帽子も靴と一緒。店舗で実際にかぶってみて選んでぼしい」と鈴木さん はいう。(川村剛志)


(出典:朝日新聞、2016/07/23)

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