【腰痛持ちのポール歩き ポールは地面に垂直 胸そらす】

′ スキーのストックのような2本のポールを使って歩くノルディックウォークは」関節への負担が少なく、足腰に痛みや不安がある人でも楽しむことができます。ただ歩き方を間違えると逆効果になることも。コツと注意点を聞きました。

ポールを使った歩き方は色々な形で普及しているが、なかでも足腰が弱い人からスポーツ選手まですそ野が広いのがノルディックウォークだ。

ディフェンシブ、スタンダード、アグレッシブと3種類の歩き方がある。足腰に不安がある人向きなのはディフェンシブで、ポールを地面に対して垂直につくのが特徴。斜めにつくスタンダードとアグレッシブは負荷が高いので要注意だ。

全日本ノルディック・ウォーク連盟の木村健二本部長は「筋力や体力に合った歩き方をしてほしい。合わない歩き方はけがのもと」と注意を呼びかける。

ディフェンシブの歩き方を日本ノルディック・ウォーク学会名挙会長で富士温泉病院の矢野英雄名誉院長に習った。まっすぐ立ち、あごを上げて少し前方を見るようにして歩き出す。ポールは4本の指で握り、親指をポールを上から抑えるように持つと歩きやすい。ポールはつくというよりは、ポールを持った腕を曲げたまま、足の運びに合わせてまっすぐ前に出すイメージで歩くと上手に歩けた。

ポールの長さは身長の6割くらいが一つの目安だ。「ポールを地面に垂直についたときに、小指の位置がへそのあたりに来る長さが基本」と矢野さん。好みもあるので、まずは歩いて試すといい。ポールの先端部は丸、平ら、斜めと様々あるがディフェンシブ向きは丸か平ら。

歩く前後にアキレス腱やふくらはぎ、股関節や背中、脇腹、そして肩や首のストレッチも忘れずに。さらに、足腰に痛みがある人は歩行日誌を付けることも大事だ。歩行日誌には天気、体調、歩数、痛みの場所や程度などを書き込む。つい歩きすぎて悪化させないよう、自分に合った歩数を見つけるのが狙いだ。

指導イベントの情報などは全日本ノルディック・ウォーク連盟のホームページなどで入手できる。(竹石涼子)



(出典:朝日新聞、2016/05/07)

戻る