【昼間の強い眠気ご用心  睡眠不足、病気などが原因(3)】

脳の疾患でも
日中、強い眠気に襲われて眠ってしまうナルコレプシーは、脳の病気の一つである。驚いたり喜んだんだり、興奮したりしたときに体の力が抜ける「情動脱力発作」を伴うなどの特徴が知られている。

「日本人の発症率はおよそ600人に1人とされる。多くは10代で発症するので、何か心当たり があれば早期に専門の医療機関を受診することが大切」と林田さんは説く。運転時などに発作が起こると事故の原因にもなる。脳内のオレキシンという覚醒維持に関連した物質の低下が病態に関係していることがわかってきたという。

昼間に強い眠気を起こさないようにするうえでは、日ごろの生活で睡眠の質を高めることにも気を配りたい。たとえば、夕食前に適度な運動で体温を上げておくと、就寝時間に向けて徐々に体温が下がりスムーズに眠りに入れるだろう。

就寝する前には、脳を興奮させるようなパソコン作業、ゲームなどは避けるのが望ましい。覚醒を促すからだ。リラックスできる音楽を聴いたり、趣味の本を読んだりするのがおすすめだ。

年末年始の休日はゆったり過ごして、たまった睡眠負債を返すのに役立てたい。(ライター武田京子)

前を見る(2)⇒【昼間の強い眠気ご用心  睡眠不足、病気などが原因(2)】




(出典:日本経済新聞、2014/12/27)

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