【「背中のニキビ」解消し、夏を楽しむ  過度な刺激、炎症のもと(2)】

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どうやって治せばいいのか。かつては抗生物質でニキビの菌を退治していたが、2008年、アダバレンという塗り薬が保険適用となり、治療法は大きく変わった。この薬は毛穴の詰まりをとる効果があり、より根本的な治療が可能になった。

二つ目はケミカルピーリングだ。グリコール酸やサリチル酸といった酸で皮膚の角質を溶かすことで、毛穴の詰まりも取り除く。酸を患部に塗り、数分間おいた後、中和したり、洗い流したりする。はがれた角質の再生に合わせ、2〜3週間おきに3カ月ほど続けると効果を実感できるという。

色素が沈着して赤や茶色になっていても平らな跡であれば時間とともに消えるが、結婚式を控えているなど早く治したいという人には効果的。ただし、自由診療なので1回あたり1万〜2万円ぐらいかかる。

治寮と同時に自分で気をっけるべきことはあるのか。林部長は「髪の毛先が当たると皮膚がこすれて炎症が起き、毛穴が詰まりやすくなると言われている」。同じ理由で、背中をごしごしと洗いすぎるのも避けたい。血糖値が上がりやすい食べ物はニキビをできやすくするというデータもあるが、林部長は「炭水化物を抜けばニキビができなくなると信じている人もいるが、体への負担の方が大きい。お菓子やジュースをとりすぎないなどバランスの良い食事を心がけることが大事です」と助言する。(金島淑華)

[インフォメーション]

日本皮膚科学会のウェブサイト(http://www.dermatol.or.jp/)にある「皮膚科Q&A」では、ニキビやケミカルピーリングについて説明している。背中のケミカルピーリングは患部が広くて手間がかかり、個室も必要なため、対応している医療機関は多くない。同サイトでは皮膚科専門医も検索できるので、医師に相談してみよう。

前を見る(1)⇒【「背中のニキビ」解消し、夏を楽しむ  過度な刺激、炎症のもと(1)】




(出典:朝日新聞、2014/07/19)

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