【「背中のニキピ」解消し、夏を楽しむ  過度な刺激、炎症のもと(1)】

夏だから水着や背中が大きく開いた服を着たい。でも、背中のニキビや跡が気になる。そんな理由で露出をためらってしまう人が少なくないようです。

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背中のニキビに限定したデータは少ないが、虎の門病院(東京都港区)の林伸和皮膚科部長らが1999年に初めて小学6年生と中学生、高校生、看護学生・医学生の計793人を対象にアンケートを行った。小学6年生では背中・胸・首にあると答えた児童は64人中、1人もいなかったが、看護学生・医学生では489人中、79人と割合が大きくなった。10年以上が経過した今でも傾向は変わらないという。林部長は「体が成熟するにつれて、皮脂腺も額から背中へと成熟していくのではないか」と推察する。

ニキビは皮脂の分泌が多い毛穴が詰まってできる。酸素が少ない場所を好む菌が皮脂を栄養として増え、炎症が起きる。背中にもできやすいが、顔に比べると、治療しようという意識は低いという。

林部長によると、人目につく顔が優先され、治寮で訪れた際に「背中はどうですか」と聞かれて初めて申し出る患者がぼとんどだという。皮膚がぴんと張っている背中や胸、肩は顔よりも跡になりやすく、軽いニキビでもくぼんだり、盛り上がってケロイドになったりする。ここまで重症化すると跡が消えない場合もあるという。

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(出典:朝日新聞、2014/07/19)

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