【「浮き具」も用意し、安全に水遊び 「背浮き」で助けを待つ(1)】

夏到来。海や川など、水辺で遊ぶ機会が増えます。一方、水難が多発するのもこの時期。事故を減らそうと、水に浮かんで助けを待つ方法やライフジャケットの着用が広まっています。

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6月下旬、新潟県長岡市の長岡技術科学大のプールで、溺れた際に水中で助けを待つ方法を学ぶ講習会が開かれ、市内の小学校教員13人が参加した。学校の水泳の授業で教えるためだ。

受講者はジャージーと運動靴姿で参加。深さ1・5bの水中に台を置き、約90aの段差を作った。海や川で急な深みにはまったと仮定、深みから浮かび上がる方法を学んだ。両手を脇の辺りで魚のヒレのように動かし、水面に浮き上がる。水難学会長で講師の斎藤秀俊同大教授は「2〜3bの護岸から落ちても、沈むのは数十a程度。服の空気や靴が浮き具になって、必ず浮かぶと知って」と話す。

浮かんだ後は、仰向けの「背浮き」になり、顔を水面から出す。あごを上げ、目は真上。両腕は肩まで上げ、足は運動靴をはいたまま大の字に。沈んでいた聞止めていた息を一度吐いて再び吸う。肺に空気が入っていた方が浮きやすい。「真水は体液と浸透圧が違うので鼻に入るとツーンとする。痛いですが、ここは我慢です」と斎藤教授。

水難学会では、浮いて救助を待つ姿勢を「ういてまて」と呼ぷ。受講した同市立表町小学校の木間佳美さん(32)は「服がまとわりついて動きにくいが、簡単に浮かべた。慌てなくても浮くことを授業で教えたい」。

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(出典:朝日新聞、2014/07/12)

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