【画面見過ぎの「疲れ目・乾き目」を改善する (1)】

朝から晩まで、スマートフォン(スマホ)やパソコンの画面を見ていると、目がしょぼしょぼ。乾いて疲れます。何とかしたい、と改善法を探りました。

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「疲れ目の原因は、ピント調節をする毛様体筋という目の筋肉の『筋肉痛』です」。後藤眼科医院(神奈川県鎌倉市)の後藤英樹院長は言う。人の目は身を守り、獲物を見つけるため、遠くを見るようにできている。遠くを見る時は、毛様体筋はリラックスしているというのだ。

一方、パソコン画面など近くを見ると、毛様体筋に力が入り、次第に疲れてくる。ピント調節機能が低下し、かすみ目やぼやけにつながる。「1日や週の終わりに見えづらい人がいて夕方老眼、週末老眼と呼ぶことがあります」と後藤さん。

まばたきは通常1分間に14回程度だが、パソコン使用時やゲームに熱中していると、5回程度に減る。涙が目に広らず、乾き疲れてしまう。意識的にまばたきを増やす、30分程度作業したら1分ほど目を閉じて休めるといいそうだ。

症状を和らげるには、目の筋肉のコリをとるストレッチや、蒸しタオルなどで目を温めるのがお勧めだそう。後藤さんらが2007年に実施した調査では、40度の蒸しタオルで10分温めたグループでは、ピント調節力が回復していた。

環境を整えることも大事だ。パソコンを使うときは、部屋の照明をモニター画面より明るくし、画面と目の距離は、50a以上離そう。モニターは視線より下に置く。見上げる角度になると目を見開き、涙が蒸発しやすくなるためだ。エアコンの風が直接目に当たらないようにし、湿度は50%以上に保とう。加湿器がなければ、水をコップに入れて置くだけでもいい。

職場を出ても、スマホの画面に悩まされると訴えると、「画面のバックライトの明るさを少し暗めに設定し、自動調節に。ダウンロードの最中は、凝視せずに目を離して」と後藤さんは助言してくれた。

続きを見る(2)⇒【画面見過ぎの「疲れ目・乾き目」を改善する(2)】




(出典:朝日新聞、2014/06/28)

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