【急増する単身赴任 健康を保つには (1)】

家族と離れて暮らす単身赴任暑が増えています。2013年の総務省の推計では全国に約99万人。10年前に比べ約16万人も増えました。特にシニア層の増加が目立っており、健康面が不安な人も多いのではないでしょうか。注意点を探りました。

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日用品大手のクラシエホールディングスは12年、単身赴任中の人や経験者412人に暮らしぷりを尋ねた。すると、約4割の人が、赴任前より飲酒量が増えたと答えた。担当者は「寂しさを紛らわせるための飲酒が目立ちます」と話す。

かく言う筆者も、今春まで1年半の単身赴任時には、酒を飲む機会が増えた一人だ。その気持ちはわかる気がする。

「単身生活を始めたばかりの人、特に赴任に消極的な人は要注意です」。そう指摘するのは、労働と健康の関係に詳しい新潟青陵大の中平浩人教授だ。中平さんらは、新潟県内の単身 赴任者約130人のアルコールを分解する肝機能の働きを示すγGTPの変化を調査。赴任期間が2年未満の場合、数値が約2倍に増えていたという。単身赴任初期のストレスで、酒量が増えている状況がうかがえる。

ただ、赴任期間が2年を超えた人は、γGTPの数値に大きな変動はなかったという。中平さんは「単身赴任に慣れると生活リズムがつかめて、飲酒量をコントロールできるようになるのかも知れない」と語る。

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(出典:朝日新聞、2014/06/21)

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