【「けん玉で健康作り」 ぴそかなブーム (2)】

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普通のけん玉造びを、健康作りや介護予防に役立てる取り組みもある。東京都練席区の作業療法士、吉本秀一さん(49)は昨年10月から、板橋区仲町ふれあい館で月1回、高齢者向けけん玉教室を開く。大皿と中皿を往復する「もしかめ」などを指導している。

けん玉なら、雨天でも屋内の狭い場所で全身を使って長時間続けられる。運動量を調べようと、20代の男女25人を対象に10分間けん玉をした前後の心拍数や呼気量などを測ると、時速3・6`のゆっくりした歩行に相当するという結果が出た。心肺機能を高める有酸素運動として適していることがわかった。

教室では、普段運動をしないという94歳の女性も、1時間立ちっばなしで練習に励んでいた。吉本さんは「昔遊びのけん玉だから手に取りやすい。熱中するうちに自然と運動をしているところがみそなんです」。(佐藤建仁)

[インフォメーション]

日本けん玉協会のサイト(http://endama.or.jp/) には、同協会で段位を得た指導者による各地のけん玉教室や競技会の予定などが掲載されている。「けん玉の技123」(幻冬舎エデュケーション、税別1千円)は、けん玉の持ち方や姿勢のぼか。初心者から上級者までを対象にした技や実践のコツを紹介している。

前を見る(1)⇒【「けん玉で健康作り」 ぴそかなブーム(1)】




(出典:朝日新聞、2014/06/07)

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