【「けん玉で健康作り」 ぴそかなブーム (1)】

けん玉が米国の若者たちの間で「かっこいいスポーツ」として人気を博し、国内に逆輸入されてひそかなブームになっています。けん玉をエクササイズに取り入れる試みも始まっていると聞き、体験してみました。

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大手スポーツクラブ「セントラルスポーツ」(本社・東京都中央区)が4月から、けん玉をしながら足腰を鍛える「けん玉フィットネス」のプログラムを全国の58施設で始めた。トレーナーを指導するシニアマネジャーの堀江隆之さん(47)が、子どもの頃に遊んだ自分の経験から「けん玉をするときの屈伸運動は筋肉のトレーニングになるのでは」と考案した。

基本型は、肩幅に足を開き、中腰になるスクワットの姿勢。言われた通りにやったつもりが、「ひざが前に出すぎてますね」と早速指摘された。太ももにかかる負荷を無意識に減らそうとして、体が前のめりになっいたためだ。おしりを突き出し、いすに深く腰掛けるような正しい姿勢にしようとすると、ひっくり返りそうになった。

そこで、けん玉が登場。玉を大皿に乗せて体の正面で構え、中腰になってみる。すると、けん玉を持つ腕が、ひっくり返りそうになる体を引き戻すような感覚になり、バランスよく正しい姿勢がとれるようになった。

その姿勢からリズム良く屈伸を繰り返す。慣れてきたら立ち上がる際に玉を上げて、しやがむときに皿でキャッチする。数分で足がプルプルと震え、汗が噴き出てきた。太ももとお尻の筋肉にしっかり負荷がかかっている証拠だ。

堀江さんは、両足を開いて左石に重心を移動させながらけん玉をしたり、片足立ちで玉を上下に弾ませたりする応用型の運動も開発。体幹やバランスカの強化も目指す30分のプログラムにした。「けん玉を体の前に持つことで前後の重心が取りやすくなり、トレーニングの初心者でも効果を実感できます」

続きを見る(2)⇒【「けん玉で健康作り」 ぴそかなブーム (2)】




(出典:朝日新聞、2014/06/07)

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