【積極的に涙を流す「涙活」でストレス解消(2)】

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涙活は離婚式プランナーの寺井広樹さん(33)が2013年1月に始めた。都内で月に2〜3 回開き、参加費は無料。定員40人はいつもいっぱいになる。参加者は30代、40代が中心だが80代の常連もいるという。

「涙を流すことは、副交感神経を活発にし緊張をぼぐす方法の一つです」と主催者の1人吉田英史さん(38)。元高校教師で、現在は学校や病院で涙の効果について講演している。

悲しいときや感動したときに流す涙が、ストレスを洗い流してくれる。目にごみが入ったときに出る涙ではだめだ。

これまでンの参加者からは「よく眠れるようになった」「l勉強の集中力が上がった」などの感想が寄せられている。

では、上手に泣くコツは?

「人によって泣く場面が違う。自分の泣けるツボを知ることが大切です」と吉田さん。デジタルハリウッド大の匠晃一教授(認知心理学)は「涙をなかなか流せない人には、実際に感動体験をしてもらうことが大切。原体験が感情の揺れをもたらすからです」と話す。

寺井さんによると、泣くことに集中できる環境を作ることも大切なようだ。

そして、涙はぬぐわず、流しっばなしにするのがお勧めという。ティッシュやハンカチで強く拭くと目の回りが腫れてしまい、あとで恥ずかしくなるかもしれない。(合田禄)

[インフォメーション]

寺井さんたちの涙括はホームページ(http://www.ruikatsu.com/)で参加者を募集している。別の団体が開催する他都市での涙活イベントもある。涙活は1人で自宅でもできる。映画や小説のほか、ネット上の動画サイトには涙を誘うCMや、音楽と文章による「泣ける話」が数多く公開されている。

前を見る(1)⇒【積極的に涙を流す「涙活」でストレス解消(1)】




(出典:朝日新聞、2014/05/17)

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