3HTML>seiki702

【積極的に涙を流す「涙活」でストレス解消 (1)】

涙を流したら、気が楽になった─。そんな経験をしたことがある人は多いと思います。 「最近、泣いていない」「なかなか、1人では泣けない」という人たちのために、自ら進んで涙を流しに行く活動「涙活」を、大勢で集まってしようというイベントも開かれています。

   □  □

「今日のテーマは『五月病をぶっとばせ』です。すっきりして帰ってください」

5月初旬の夜。東京・新宿のビルの1室で開催された「涙活」会場に、主催者のかけ声が 響いた。あかりが落とされ、室内が静まりかえると、数分間の動画の上映が始まった。

身を粉にして働く母親を見て育った男性。就職しこれから親孝行したいと思っていた矢先母親の事故死。葬式で実の母親でなかったことを知る。男性は改めて「血はつながっていなくても、僕の本当のお母さんだ」と感謝を伝える──」。

こうした動画が順番に上映され、詩が朗読されると、所々で鼻をすする音が聞こえてきた。ハンカチを顔にあてる人。ぼろぼろと大粒の涙がぼおを伝っている人。仕事帰りのサラリーマンから年配の方々まで、40人を超える男女が、思い切り涙にまみれた。

初めて参加したという会社員の磯崎はるかさん(23)は「母と離れて暮らしているので、母親に関係する動画は泣ける。1人で泣くのと違い、涙活の場だと泣いた後に気分が重くならない」。すっきりした様子だ。

続きを見る(2)⇒【積極的に涙を流す「涙活」でストレス解消(2)】




(出典:朝日新聞、2014/05/17)

戻る