【声がよく通る腹式呼吸での発声法を学ぷ (1)】

よく通る力強い声で話す人は、同じ言葉を話しても、説得力が増すような気がします。近頃は、仕事で大勢の人前で話す機会も増えてきました。どうしたら「いい声」が出せるのか。専門家に習ってみました。

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ボイストレーニング教室を営む「タフカンパニー」(東京都)では、プロの役者や歌手だけでなく、ビジネスの場面でふさわしい声の出し方を教えている。「学生にマイク無しで講義したいという大学の先生や、コンサルタントなど、様々な職業の方がいらっしゃいます」と社長の藤森淳一さん(50)。

小さいころから人前で話す訓練を受ける欧米と異なり、日本では声の出し方を習う機会はほとんどない。だが緊張のあまり声がひっくり返ったり、小さい声でばそばそ話したりしていては、せっかくいい内容でも相手から信頼を得ることは難しい。

「大きな声でなくてもいい。その場にいる人に、きちんと伝わればいいんです」。そのためには、その場にあった呼吸法で声を出すことが重要だという。

呼吸法にはよぐ知られているように、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の二通りがある。胸式呼吸は私たちが普段、無意識に行っている呼吸で、胸郭という胸を巻く骨格を広げることにより肺を広げ、息を入れる。1対1で話す場合はこの呼吸法でいいが、大きな声を出したり、長時間話したりする場合には向いていないという。

続きを見る(2)⇒【声がよく通る腹式呼吸での発声法を学ぷ (2)】




(出典:朝日新聞、2014/05/03)

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