【池田の健康習慣が効果的(2)】

  □  □

東京慈恵会医科大総合検診・予防医学センターの和田高士教授らは、予防医学の専門家が作った生活習慣の改善法を三つ選び、どれが一番効果があるのかを調べてみた。各方法について、必要項目をいくつ実行できているかということと、メタポリックシンドロームや高血圧の発症率を比べてみた。

調べた改善法のうち効果が最も見られたのは、日本生活習慣病予防協会の池田義雄理事長が提唱した六つの健康習慣=表参照=と呼ばれる方法だった。一方、他の健康習慣は、効果がなかったり、逆にメタボになりやすくなってしまったりするという結果が出た。

池田以外の健康習慣には、「飲酒は1日ビール約1・3g以下」という日本人には多めの基準があったり、「1日平均7〜5時間眠る」とする厳しめの基準があるなど実情とズレがあったため、効果に結びつかなったと考えられるという。

和田さんは「健康によい生活習慣はさまざま紹介されているが、日本人に合った方法なのかどうか。無理なく続けられ、自分に効果がある方法の見極めが必要」と話す。

最近、日本人間ドック学会などが、BMIや血圧などで「異常なし」とする値を緩めた基準案を示した。まずは、体重計や家庭用血圧計などを活用し、日々の生活習慣と自分の体の状況の関連に関心をもつことが大切だろう。 (今直也)

[インフォメーション]

自分の健康診断の結果がどの区分に該当するかは、2014年度版の日本人間ドック学会判定区分で確認することができる。判定区分は、同学会のウェブサイト(http://WWW.ningen−dock.jp/othe/inspection)からダウンロードできる。年代別の 健康状況については、厚生労働省の国民健康・栄養調査結果が参考になる。

前を見る(1)⇒【池田の健康習慣が効果的(1)】




(出典:朝日新聞、2014/04/26)

戻る