【ご用心 まぶたのトラブル(2)】

神経の異常がもたらすまぶたのトラブルはたくさんあるが、かかる頻度の高い病気の一つが眼瞼けいれんだ。井上眼科病院(東京都千代田区)名誉院長の若倉雅登さんは「眼瞼けいれんというとまぷたがピクピク動く病気だと思われがちだがそうではなく、目が乾く、しょぼしょぽする、目を開けていられない、目をつぶっていた方が楽といった症 状をもたらす」と話す。

症状の程度はさまざまで、目が開けにくいということから患者のなかには自分で加齢による眼瞼下垂だと思い込んだり、目の違和感からドライアイと診断されたりすることも多い。若倉さんが診て治療した患者の半分以上は、他の病院でドライアイと診断された経験があった。逆に、1997年に国内のドライアイで治療を受けている患者を調査した研究では、8%の患者で比較的重度の眼瞼けいれんがあったという。

日常生活に支障
眼瞼けいれんが眼瞼下垂やドライアイなど他の病気と異なるのはQOL(生活の質)が著しく低下することだ。若倉さんは「ドライアイで車の運転に支障をきたすことば非常にまれだが、眼瞼けいれんでは運転中目が開けられなくなり事故を起こしてしまうこと がある」と話す。また、人と対話中に目が閉じたくなり、下を向いてしまうことが多く、仕事に悪影響が出ることもある。

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(出典:日本経済新聞、2014/03/29)

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