【ご用心 まぶたのトラブル(1)】

最近、疲れのせいかまぶたが重たい。ドライアイがひどくて目が開けられない。最近、よくものにつまずく……。それらの症状、もしかしたら「まぶた」に主な原因があるのかもしれない。まぶたに起こる病気とその治療法などについて専門家の話を聞いた。

私たちの目の「まぶた」は小さな精密機械だ。人間は1分間に15〜20回程度、無意識にまばたきをしてるが、その時間はわずか5分の1秒ほど。だから大切なものを見逃したりしない。このとき、同時に涙液を押し出し眼球全体に広げる働きもしている。また、まぶたによって善怒哀楽の表情が生まれるなどコミュニケーションの名脇役でもある。

加齢変化と区別
そんな、まぶたに起こるトラブルの原因は、大きくわけて加齢変化によるものと、神経の異常がもたらすものに分けられる。例えば、50代になれば多少なりとも誰にでも生じるのが眼瞼(がんけん)下垂だ。まぶたの内側には薄い軟骨の板があり、挙筋腱膜という薄い組織によってまぶたを持ち上げる筋肉とつながっている。北海道大学病院(札 幌市北区)形成外科教授の山本有平さんは「加齢とともに筋肉や挙筋腱膜の機能が衰えることにより、目が大きく開かなくなるのが眼瞼下垂だ」と話す。

高齢者ではよく見られる症状だが、最近では長期間のコンタクトレンズの使用により挙筋腱膜が傷つき、それほど高齢でなくても眼瞼下垂の症状を訴える人が増えているという。

続きを見る(2)⇒【ご用心 まぶたのトラブル(2)】



(出典:日本経済新聞、2014/03/29)

戻る