【ぐっすり眠るコツ(2)】

また、「8時間睡眠がベスト」などという睡眠幻想≠捨てることも重要。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所の栗山健一室長は、「睡眠への期待が大きいぼど、熟睡できないことへの不安感が大きくなり、眠ること自体がストレスになってしまう。『寝なければ』ではなく、『眠くなったら寝よう』という程度の気持ちでいるほうが、結果的にはいい眠りが得られる」と話す。

内山教授も「体には睡眠や活動など生体リズムを調節する体内時計が備わっており、体温が高い時間帯にはなかなか眠れない。体のリズムを無l視して眠る時間を決めるのではなく、眠くなったら床に就くのが基本」という。

女性の場合、月経周期も睡眠に影響する。黄体ホルモンの働きで体温が上がる高温期は、夜になっても体温が下がりにくく、眠りが浅くなりやすい。

そもそも眠りは体温との関係が密接だ。体温は活動する日中は高く、夜になると低くなる。この高低差が大きいほど眠りは深くなる。日中にできるだけ体を動かして体温をしっかり上げておくのも、うまく熟睡できるようになるコツだ。

毎日いい眠りを続けていくには、よく日光を浴びることも大事だ。「体内時計は24時間よりも長い周期なので、放っておくと遅寝遅起きにズレていく。これを24時間周期に強力にリセットしてくれるのが、朝の光」と栗山室長。朝起きたら、まずはカーテンを開けて光を浴びるようにしよう。内山教授によると「月経周期の高温期であっても、日中、積極的に日光を浴びると、夜間の体温が下がりやすくなる」そうだ。

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(出典:日本経済新聞、2014/03/22)

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