【40代からのランニング】

当社メディアフラッグは、2012年9月に東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たしましたが、その準備が本格化してきた2011年の夏頃から、体調管理により気を配るようになりました。3カ月に1度は健診へ。当時は体重が80kg以上あったこともあり、主治医の指導や周囲の勧めで、ランニングも始めることにしました。

それまで週に1〜2回のペースで泳いではいたものの、ランニングは全くの初めてです。当初は自宅から2kmほどの公園まで走るのもやっとの思いで、タクシーで帰宅することもありました(笑)。それでも毎日、早朝に1時間ほど公園を走るうちに、5km、10km と距離を延ばしていきました。

両手に軽めのダンベルを持ちながら、毎月300〜350kmのペースで走り続け、半年後にハーフマラソンに参加してみました。この時、脚力がついていることを実感し、2012年6月には初めてのフルマラソン「千歳JAL国際マラソン」にエントリー。目標だった4時間を切って完走することができました。これまで約1年半の間に12回の大会に出場し、2013年2月の「東京マラソン」では、3時間30分台の自己ベストを出しました。

記録よりも、毎日の積み重ね
ただ、大会で記録を更新することよりも、毎日コツコツ走ることに、喜びを感じています。私は京セラ創業者の稲盛和夫さんが主宰する経営塾「盛和塾」で学んでいるのですが、ランニングの際には、稲盛塾長の講話を聞きながら走っています。これも、毎日繰り返し聞き続けていると、自然と血肉になっているような気がします。実際、ランニングの最中に、仕事のいいアイデアが浮かんだり、決断できたりすることもあります。

支社や関連会社への出張時にも、ランニング用具一式を持参して走っています。荷物が多くなってしまうのが難点ですが、川べりや城の周辺など、各地の気に入った場所を走るのも楽しいですね。私が走り始めてから、社内でも皇居周辺などで駅伝大会が実施されるようになりました。いろいろな部署がチームを組んで参加するので、とても盛り上がります。この12月には役員全員で、沖縄の「NAHAマラソン」に出場しました。

今では体重が10kgほど落ち、健診での血液検査の数値も改善しました。体調も良好です。社内外で会食の機会も多いのですが、早朝に走るために、深酒はしなくなりました。飲んだ翌朝は無理のないペースでゆっくり走ると、汗とともにアルコールが抜けて、爽快な気分になりますね。

今後の目標は、毎日走り続けること。そして、100kmのウルトラマラソン出場です。完走した友人から「フルマラソンとはまた違った風景が見える」と聞き、自分もその境地に立ってみたいと思っています。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2013/12/23号、福井 康夫=メディアフラッグ社長]

[写真:的野 弘路]

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