【30代から続ける休日の運動】

自分で考えて決めたことは、必ず実行し継続する。それが私のポリシーです。その中でも、心身の健康面で長年の習憤になっているのが、日曜日の運動と朝型の生活です。

ジョギングは30歳から続けています。学生時代は10年間、体育会系の運動部に所属。社会人になってからもサッカーを続けていましたが、だんだん走れなくなってきたことがきっかけで始めました。以来、毎週日曜日には、雨の日も欠かさずに走っています。

距離は6.5kmほど。スマートフォンのアプリを利用して、タイムも記録しています。以前は10km以上走っていたこともありますが、今は無理のないペースで落ち着きました。また、ジョギングとともに、腕立て伏せ170回、腹筋運動150回も続けています。

体育会系の運動部だったと言うと、体力的に優れている印象を持たれるかもしれませんが、自分では平均以下だと思っています。それに自分は不器用なので、あれこれ手を出すこともできません。だからこそ、これと決めたことを、愚直にやり続けています。

ジョギング中は、1週間の中でも最もいいアイデアが浮かびます。走った後は、妻が作った朝食を食べるのが楽しみになっています。特においしいのが味噌汁です。私は福岡県柳川市の出身ですが、その郷土風で、野菜の具がたくさん入っています。

仕事への誇りが心身を健全に
もう1つの朝型の生活習慣は、25歳で初めて米国駐在になった時からです。それまでは、午前8時50分の始業時間にいつもギリギリで出社していました。時々あった8時20分からの会議も、嫌で仕方がありませんでした。ところが、米国では6時を過ぎた頃から通勤の車でハイウエーが渋滞しているのにまず驚きました。また、仕事ができると思える人ほど、朝早くから活動していることが多く、自分も6時30分に出社するようになりました。

今でも会議は、8時からにしています。朝早くから仕事を始めると、主体的に動けるようになります。人から指示を受けて仕事をする前に、自ら考えて、働きかけるようになる。その方が効率もいいですし、精神的にもやる気が出ます。

やる気と誇りを持って仕事をすることは、心身の健康にも大きく影響すると思います。私がこうして元気でいるのも、「進化するネット社会に自信と安心を提供する」というシマンテックのミッションの下、自分の仕事が世のため人のためになるという気持ちを、強く持てているからでしょう。

私は社員にも「仕事で何か迷うことがあったら、それを家族や友人に話して誇りにできるかどうかを判断基準にしなさい」と話しています。そうすることで、正しい意思決定ができるようになり、ひいては、心身も健全になっていくのではないでしょうか。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2013/07/29号、河村 浩明=シマンテック社長、米シマンテック日本担当バイスプレジデント]

[写暮:山田慎二]

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