【健康は正しい生活習慣から】

会社勤めをしていた20代の頃は、深夜まで飲むのが当たり前。暴飲暴食に寝不足が続く不健康な生活で、今より太っていましたし、体調も優れませんでした。

30歳で家業に入り、結婚もしてからは、そんな生活を一変。夜は外食をしても11時までに帰宅して、11時30分には就寝し、朝は6時30分に起床しています。

起床後は30分間、ストレッチ、腕立て伏せ、腹筋・背筋運動を。運動はもともとは、父親が40代の頃から毎朝、77歳になる今も続けていて、私も20年前に始めて以来、毎日欠かさず行っています。目的地より1駅前で降りて歩く、エスカレーターやエレベーターは使わないといったことも心がけています。

食事は朝・昼・夜と必ず取ります。朝は以前は抜いてしまうことが多かったのですが、今はパンとコーヒー、プルーンとはちみつを入れたボウルー杯のヨーグルトを食べています。夜は10時以降はなるべく何も口にしないようにしています。

週末の休日は、山へ出かけたり、海で波乗りをしたりしています。東京都内にいると、自社の店や競合店が気になってしまい、どうしても仕事が頭から離れないので、意識的に切り替えています。

継続が軸となり、自信にも
睡眠は7時間取る、運動を毎朝する、3食必ず食べるといった生活習慣は、365日変えることはありません。休日だから朝遅くまで寝ている、出張だから運動はしない、忙しいから昼食を抜くということもなく、一度決めたことはやり続ける。その継続が、生活の軸となり、精神的な強さにもつながっているような気がします。5年、10年と続けていると、それをやめることのほうが怖くなる。習慣にすることが、大事だと思いますね。

仕事で化粧品の製造・販売をしていても、正しい生活習慣が大切だと感じます。生活や食事が乱れると、胃腸の状態が悪くなり、肌にも影響が表れます。いくら外側からケアをしても、健やかな肌は維持できません。体の内側から健康になることで、自身が持つ本来の肌の美しさが導き出される。そうした思いもあって、スキンケアだけでなく、生活習慣も含めたライフスタイルの提案をしていくブランド「北麓草水」を2009年に立ち上げました。

北麓草水は、山梨県の河口湖の北麓に広がる耕作放棄地に研究農園を作り、原料となる日本古来の植物を農薬や化学肥料を使わずに育てるところからスタートしました。今年3月には東京・丸の内の旧東京中央郵便局跡地に建設された商業施設内に新店をオープンする予定です。お客様の健康はもちろん、農園で雇用が生まれることで、地域にも元気をもたらすことを願っています。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2013/02/04号、松山 剛己=松山油脂・マークスアンドゥェブ・北麓草水社社長]

[写真:皆木 優子]

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