【夜型生活を朝型に改善】

40歳を過ぎてから、自分の生活スタイルを見直しました。それまでは、毎晩飲み歩き、帰宅するのは明け方でした。午前中はずっと寝ていて、お昼過ぎから動き出す。いわゆる“マスコミギヨーカイ人”のイメージ通りの生活を続けていたんですね。

ところがある時、コンサルティングを担当する企業の経営者から、「今日寝て、明日起きなさい」とアドバイスされました。そこで思い切って、飲み歩くのをやめたのです。そうしてみると、様々な気づきがありました。

まず、毎月かなりの金額になっていた飲食代が少なくなり、お金が残るようになったこと。今日のうちに寝ると翌朝は早く起きられて、時間が有効に使えること。また、健康的な生活になったことで、自分の体調にも気を配るようになりました。

今は早ければ午後10時頃、遅くとも午前0時には寝て、4時頃に起床。スポーツクラブで1時間ほど汗を流してから活動しています。クライアントとの会議なども7時から入れているので、午前中に複数の仕事がこなせます。

最近は、「1日3食ではなく、1食が人間にとって最適な食事法」だとする南雲吉則医師の著書を読んで、食生活も変えました。会議中にお腹が鳴らないよう、ドライフルーツなどをつまむことはありますが、基本的には、1日1食を実践しています。

それまではどうしても会食が多く、一時期は100kgを超えていた体重が、90kg台になり、お腹回りは10cmほど減りました。また、1日1食だけだと思うと、体にいいものや自分が本当においしいと感じるものを選んで食べるようにもなりました。そのせいか、味覚が敏感になり、添加物の多い食品などは口に合わなくなりました。

そうした生活スタイルをSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のフェイスブックなどで公表していると、周りの人にも認知されて、「食事ではなくお茶にしましょう」「そろそろ寝る時間ですよね」などと、配慮していただくようになりました。野呂エイシロウ(のろ・えいしろう)氏 目標を定めると努力できる
中学生の頃から深夜ラジオを聞いて夜更かしをしていた自分は、夜型の生活が向いているのだと思っていました。また、酒や食事のつき合いをしなければ、仕事が減ってしまうとも思っていました。でもそれは、自分の思い込みだったんですね。野呂エイシロウ(のろ・えいしろう)氏 私はもともとだらしのない性格なので、先に目標を決めると、実現に向けて努力できます。今の目標は、体重を80kg台に落とすこと。そして、12月に開催されるホノルルマラソンに出場することです。既にエントリーを済ませ、トレーニングを始めました。マラソンにチャレンジするのは初めてですが、ハワイでなら気持ちよく走れそうですし、体重も一気に減るんじゃないかなと思っています(笑)。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2012/07/23、野呂エイシロウ=放送作家・戦略的PRコンサルタント]

[写真:山田 慎二]

【野呂エイシロウ(のろ・えいしろう)氏】
1967年生まれ。90年愛知工業大学卒業。出版社勤務を経て、放送作家に。現在は外資系・大手企業を中心に、メディアを活用した独自のPRコンサルティングも行う。
著書に『終わらす技術』など。

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