【常にチャレンジ精神を】

起業して13年目の今年、40歳を迎えます。昨年、高校を卒業してから初めてホームカミングデーが開催され、二十数年ぶりに同級生と再会しました。その時、皆同じ年齢でも、若く見える者もいれば、老けて見える者もいて、そうした変化の差が明らかになるのが、40歳という年齢なんだなと実感しました。

ライフスタイルも皆それぞれで、自分はほかの人より仕事の比重が大きいことが分かりました。ただ、私の場合は、変化に富んだ仕事にチャレンジしていることが、心身の健康を支える源になっているように思います。忙しくて休めない時よりも、仕事が進んでいない時にむしろストレスを感じるので、休日も1時間でも仕事をした方が、精神的に落ちつきます。

自分では、これまでずっと75kg以下で変わらなかった体重が、80kg間近まで増えてしまった時に、年齢による体の変化を感じました。「40歳を迎える今が瀬戸際だ。ここで意識しないと、際限なく転がり落ちる」と(笑)。

医師が提唱する食事法を実践
そこで、テレビ番組や本などで話題になっていた、医学博士の南雲吉則先生が勧める食事法を実践してみました。3食のうち2食は控えて、1食は制限なく食べるというものです。

この食事法は、「長寿遺伝子」「若返り遺伝子」と呼ばれるサーチュイン遺伝子が、30%のカロリー制限で活性化するという説から提唱されています。食事の全体量をそれまでの70%に抑えるのは難しいように感じますが、1食は好きなものをしっかり食べても 50%程度。あとの2食を控えればいいという南雲先生の考え方は、とても分かりやすく、腑に落ちました。

私の場合は、夜はどうしても会食が多くなるので、夕食は気にせずに好きなものを食べ、朝食と昼食のカロリーを抑えています。間食もやめました。すると、体重はすぐに元に戻って、そのまま維持しています。

また、肩が痛んで腕が上がりづらくなった時、知人の医師に「成人は日常生活で肩以上に腕を上げる機会が少ないため、意識して腕を上げるようにするだけでも違ってくる」と言われ、勧められたぶら下がり健康器で懸垂を始めました。

当初は3回程度しかできずショックでしたが、今ではテレビを見ながら10〜20回程度続けて行っています。懸垂を始めてから、肩甲骨の可動域が広くなり、肩の痛みも改善しました。

最近は、40代、50代でも若々しく、活力のみなぎった経営者が増えています。生活や仕事の充実感といったものが、そのまま顔や体に表れているのでしょう。自分もそうした先輩方のように、格好よく年を重ねていきたいですね。それには、アスリートのように、常に挑戦し続けることが大切だと思っています。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2012/04/30号、吉松 徹郎=アイスタイル社長兼CEO(最高経営責任者)]

[写真:山田慎二]

戻る