【練習工夫しマラソンに挑む】

18年前、35歳の時に同僚から誘われた駅伝大会に出場したことがきっかけで、マラソンを趣味にしています。高校までサッカーをしていたこともあり、走りには自信があったのですが、当初は100mも走ると苦しくなってしまいました。それが非常に悔しくて、駅伝出場から3カ月後に、フルマラソンに参加。完走はしたものの、タイム は4時間43分でした。4時間を切れなかったことがまた悔しくて、すぐに別のマラソン大会に参加して4時間を切 り、さらに次の大会で3時間を切れるようになりました。今では年に8回ほど大会に出場しています。

5kmのマラソンからフルマラソンまで幅広い種目の大会に参加しているため、その時々のレースに合わせた練習をこなしています。自宅周辺の距離を実際に測って5km、10kmとコースを設定。毎月200kmを目標に、週3〜4回は走るようにしています。

大会で結果を出すには、ただ走るだけではなく、練習の工夫が不可欠です。坂道ダッシュや500mのインターバル のほか、腿上げなど体の部位を鍛えるメニューも組み、その日の練習内容や走行前後の体重を記録するマラソン手帳もつけています。レースの前には手帳を見て、良いタイムが出た時のコンディションなどを振り返りながら大会に挑むようにしています。仕事には終わりがありませんが、マラソンには必ずゴールがあります。そのゴールを迎えた時の達成感が、マラソンの何よりの魅力ですね。

農作業でも汗をかく
もう1つの趣味は家庭菜園です。自宅の庭で季節ごとの野菜を育てるほか、バクチーやクウシンサイ、唐辛子なども栽培し、タイ赴任時代に覚えたタイ料理を作っています。畑は趣味にとどまらず、仕事にも結びつきました。

私の所属する社会・環境推進部は、環境保全や社会貢献を主な業務としています。家庭菜園で農作業に興味を持 ったことから、新しい社会貢献として、甲府市の耕作放棄地を再生する「やまなし企業の農園づくり」を始めました。これは自治体が企業と地域を仲介し、農村地域の活性化や地域間交流を図るプロジェクトで、初年度の2011年度は休日を利用して年5回、各回約30人の社員が参加し、大豆作りを中心とした農作業を行いました。

何よりの収穫は、地元の方々とのコミュニケーションです。自然の中で一緒に畑仕事をしたり、取れたてのおい しい野菜を頂いたり、お母さん方の手料理をご馳走になったりと、仕事の一環とはいえ、リフレッシュできました。その後も個人的な交流が生まれるなど、地域との良好な関係が築けたと思っています。

マラソンや農作業で流す汗は爽快で、仕事を忘れて没頭できます。それが健康維持にも、仕事への活力にもなっています。
(談話まとめ:殿塚 建吾=フリーランスライター)

[出典:日経ビジネス、2012/02/06号、粥川 昭浩=ファミリーマート管理本部 社会・環境推進部マネジャー]

[写真:山田 慎二]

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