【好奇心を刺激する趣味】

私の父方の祖母は満100歳、母方の祖母は満99歳まで長生きしました。そんな長寿の家系に生まれたせいか、私も体は至って丈夫です。ただ、酒が好きだった父親は、膵臓ガンで亡くなりました。いくら体が丈夫でも、生活習慣に問題があれば病気にもなる。ですから私は、健康を過信しないように注意しています。

健康管理のために通い始めたフィットネスクラブの会員歴は18年。週に2日は足を運んでいます。会員になってもなかなか続かない人が多いようですが、私の場合は日曜日は必ず行くと決め、平日の夜にもう1回、時間を作るようにしています。

入会当初からアクアビクスのレッスンを受けてきました。アクアビクスは水中で行うエアロビクスです。水の抵抗があるため動作が緩やかで、初心者でも気後れせずにできるところがよかったんですね。ただ、始めた頃は男性の参加者は私1人。女性に交ざってレッスンを受けるのは、少し恥ずかしくもありました。

最近は参加していた日曜日のクラスがなくなってしまったので、プールでの運動が中心になっています。無酸素運動の後に有酸素運動を行うと脂肪の燃焼効果が高まると聞き、息継ぎをせずに1本泳いだら、歩いて戻るようにしています。

マイペースが長続きのコツ
プールでの運動は、何m、何時聞泳ぐといったノルマは決めずに、30分は水の中で過ごすくらいの、気楽な気持ちで取り組んでいます。その方が気分転換になりますし、無理なく続けられますから。このマイペースが、長年通えている秘訣かもしれません。

長く続けている趣味はほかにもあります。料理もそのうちの1つです。もともと食べることが好きで料理にも興味を持ち、20年前に当時はまだ珍しかった男性の料理教室に参加しました。教室は数カ月で終了したのですが、そのまま自分たちで料理クラブとして継続。現在は毎月1回、先生を招いて、地区センターに集まっています。家庭料理を中心に様々なメニューを教えていただいていますが、お正月にはおせち、春にはお花見弁当なども作ります。料理クラブは作るだけでなく、食べられるのも楽しみですね。

ドライブや旅行のスクラップブッキング、美術館巡りや読書のほか、変わったところでは猫グッズ集めといった趣味もあります。昨年は学生時代にしていた囲碁を再開。NHKの囲碁講座で勉強したり、プロ棋士のレッスンを受けたりもしています。今は時間がありませんが、釣りや園芸、市民菜園など、やりたいことはたくさんあります。

私の座右の銘は「もっと感動、もっと幸せ」。どんなことにも好奇心を持ち、それに感動を覚えることは、仕事にも生きてきます。そして、楽しく幸せな人生にもなるはずです。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2011/03/07号、堀江 康生=イエローハット社長]
[写真:皆木優子]

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