【健康は夢や目標達成の土台】

私は健康に関して、3つのポリシーを持っています。1つは食事の栄養バランスや量に配慮すること。2つ目はよく運動をすること。3つ目は体調管理を怠らないということです。

食事の栄養バランスや量をコントロールするうえでは、毎朝体重を量っています。体重計は、米アップルの「iPhone」のアプリと連動した「WiFi Body Scale」を愛用。この体重計は無線LAN(構内情報通信網)機能を備えていて、体重や体脂肪率などを計測すると、データが自動的にiPhoneへ送信されます。それらのデータがグラフとして表示されるので、日々の体重などの変化が一目瞭然で効率よく管理できます。

体重が増えてきている時には、その日に食べた物を入力すると、1日の摂取カロリーが算出されるアプリも併用。夜は会食などでどうしてもカロリー過多の食事になるため、昼は軽めに、朝は野菜ジュースとビタミン剤などで調整するようにしています。

運動に関しては20歳の頃から27年間、スポーツジムに週2回は通ってトレーニングを続けています。これまでは器具によるウエートトレーニングが中心でしたが、今年からは加圧トレーニングを始めました。腕や脚のつけ根をベルトで締めて適切な圧力を加えて、血流量を制限した状態で行うもの です。軽い運動を短時間するだけで、高い効果が得られます。

また、土曜日には必ずゴルフをするように努めています。よく1日1万歩歩くのが理想的と言われますが、平日は歩く時間が少なく、万歩計を着けてみたら1日1000歩しか歩いていなかったということもありました。そのため、週末のゴルフで1週間分、歩くことにしているのです。

そして、体調管理では、1年に2回、人間ドックに入ることを目標にしています。その際は、それぞれ違う医療機関を選びます。信頼できる医療機関でも、時には悪い病気を見落とすこともあるでしょう。別の医療機関でも診てもらうことで、そのリスクを補完したいと考えています。

苦しくても健康を維持する理由
私がなぜ、健康にこれだけこだわっているのかというと、私の下に集ってくれた仲間と一緒に、「社会に責献できる素晴らしい仕事をしていきたい」という、大きな夢や目標があるからです。それを成し遂げるためには、健康でいることが最も重要だと思うのです。経営者に活力がみなぎっていれば、周囲にも伝わるはずです。

食事のコントロールや継続的な運動をするのが苦しくなったり、人間ドックでの検査を苦痛に思ったりすることもあります。それでも、夢や目標が、健康を維持しようという強いモチベーションになっています。健康は、夢や目標、仕事や生活など、すべての土台となるものなのです。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2010/11/15号、熊谷 正寿=GMOインターネット会長兼社長、グループ代表]
[写真:山田 慎二]

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