【自然体で保つ健康】

「社長の元気が会社の元気」をモットーにしています。健康を維持するために私が気を配っているのは、まず着るものと食べるものです。

私は冬でも夏でも同じ格好をしています。1年中、長袖のワイシャツ1枚に背広が基本。つまり、一冬は薄着、夏は厚着になるわけです。寒い日の外出でもコートは着ませんし、暑い日にも半抽のシャツは着ません。

冷暖房の利いた室内と戸外とでは温度にかなり差があります。人間の体は体温を一定に保とうする働きがありますが、環境の変化が激しいと体温の調節機能がうまく働かず、体調を崩す原因になります。冬は「寒くないですか?」、夏は「暑くないですか?」とよく人に聞かれますが、本来、冬は寒いし夏は暑い。できるだけ自然体でいるのがいいと思っています。

食生活は、魚と野菜が中心です。肉を口にするのは月に2〜3回程度でしょうか。魚は特に青魚を、野菜は根菜 を好んで食べます。そして、意識して取るようにしているのが、塩分です。

一般的に、健康のためには塩分を控えた方がいいと言われていますが、私の場合は塩分を取ると力が出ます。ただやはり、取り過ぎはよくありませんから、それ以上に水をよく飲み、濃度を下げるようにしています。

アルコールもよく飲みます。ほぼ毎日飲みますね。私は「アルコール消毒」と呼んでいますが(笑)、仕事のうえでも「飲みニケーション」は大切です。

よく遊び、よく働く
一般社員との「社長と飲み歩く会」をはじめ、管理職や新卒・中途採用者、採用内定者との飲み会、そのほか各種行事での酒席など、会社が公式としているだけでも1年に50回以上、社員と酒を飲む機会があります。非公式も含めれば、100回以上になるでしょう。

回数が多いので、1回に飲む量はビール1杯に氷人りの焼酎を1〜2杯程度に控えています。毎年受ける人間ドックでは、肝臓の検査だけは正常値ぎりぎりです。それでも、酒を飲んでコミュニーションを図ったり、ストレスを発散することは、心の健康に欠かせません。

このストレスをためないということも元気の秘訣です。「お金を貯めるとストレスがたまる」が私の持論。買い物をするとストレスが発散するように、お金は自分の気持ちがいいことにどんどん使った方がいいのです。

これは経営にも言えること。利益が出たら、社員や地域、社会に還元することで、それらの元気につながります。むやみな経費削減もしないことです。我が社では管理職に、毎月必ず部下と飲み会を開くよう義務づけており、そのための手当も支給しています。

これで病気になるのは“金欠病”くらいのものです。そうなったらまた、働けばいい。よく遊び、よく働く。健康にはこれが一番です。
(談話まとめ:田村 知子=フリーランスエディター)

[出典:日経ビジネス、2010/03/01号、小山 昇=武蔵野社長]
[写真:皆木 優子]

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