【趣味と仲間が健康の秘けつ】

定年退職を迎えてからの暮らし方は、人によりさまざまです。当薬局を担当していた製薬会社の営業取締役は、暖かいところで暮らしたいと沖縄に土地を探しに行きました。畑で野菜を作り、奥さまとゆっくりとした時間を送りたいとのことです。

一方、ゴルフ大会で一緒になったHさんは、定年退職してから健康のためにゴルフを始めたそうです。78歳の年齢で年間120回もコースを回っているといいます。「自己流で始めたものだから、(函館では)一番スイングが格好悪いんだ。ガハハハ!」と笑う姿はまさに豪快の一言です。

「カートには乗らないんですか」と聞くと、「健康のためにやっているんだから歩かないと意味がないじゃないか。今はこれがオレの仕事なんだ」。ここまで元気だと、ゴルフを趣味とする者にとっては、うらやましいというよりあこがれの領域に近いのかもしれません。

特別養護老人ホームを退職したMさんは、ゴルフから手先を器用に使う手打ちそばまで趣味は多彩で、地元の手打ちそば愛好会の代表も務めています。

Mさんいわく「同じ趣味を持つ仲間とお酒を酌み交わしている時が一番楽しいなあ」。お酒が回ってくると目を細めて優しい顔をして握手する。夜遅くまでそば談議は尽きません。

健康で若々しい方たちの共通点は、体を動かすことを苦にしないほか、趣味を持ち、一緒に楽しむ仲間を持っている事でないでしょうか。

(北川泰弘・キタガワ薬局薬剤師=檜山管内せたな町)

(出典:北海道新聞、2009/09/??、「地域でいっしょに」欄)

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