【姿勢の矯正で腰痛を改善】
リスクマネジメントに関する資格講座や企業研修などで、全国各地を飛び
回って講演を行っています。新幹線や飛行機での移動時間は座りっぱなし、
講演では6時間以上立ち通しで話し続けることもあります。そのおかげで、
長年、腰痛に悩まされてきました。
知人に紹介された整体マッサージへ行き、先生に診ていただくと、腰痛を
引き起こす要因として、生活習慣だけでなく、前傾姿勢を指摘されました。
そういえば、私は雪国育ちだったので、寒さや風雪を避けるため、無意識のう
ちに背中を丸めて、下を向いて歩くクセがあったんですね。
そこで、背筋と頭を真っすぐ伸ばして、腰を前に出して立つように、姿勢
を矯正したのです。さらに、関節が硬くなるのを防ぐため、以来できるだけ
歩くように心がけています。やはり、パーソナルリスクマネジメントも必要
ですね。
今では長時間の講演でも、腰が重くなることはほとんどありません。また、
背筋を伸ばすと視界が開けて、風景まで違って見えるという思わぬ発見もあ
りました。やはり体が資本。健康であればこそアイデアもひらめき、「リス
クをチャンス」に変えることができるのだと実感しています。
(談話まとめ:田村知子=フリーランスエディター)
[出典:日経ビジネス、2008/04/28・05/05号、浦嶋繁樹=日本アルマック社長]
参考:
浦嶋紫樹(うらしま・しげき〉氏
1954年生まれ。85年住友海上火災保険から独立。
大和証券調査役などを経て、98年リスクコンサルティングなどを行う日本アルマック設立。
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