【カイロプラクティツク】

カイロプラクティツタは、主に背骨、骨盤に手技を施し、体の歪みを矯正し たり、痛みを取る徒手療法である。19世紀後半、米国で創始されたカイロプ ラクティツクは、同国で最も普及している代替療法の1つだが、日本でも愛 好者は多い。

カイロプラクティツクと聞いて、背骨をポキポキ鳴らして歪みを矯正する 民間療法を思い浮かべる読者がいるかもしれない。だが、手技は施術者によ って様々で、主に母指丘(親指のつけ根の膨らんだ部分)を使うソフトカイ ロプラクティツクもある。背中だけでなく、仰向けの状態で、痛みのある部 位に軽く手のひらを当てて骨格の歪みを矯正し、筋肉の凝りをほぐす。

東京都大田区で「ケアステーション」を開業する傍ら医療機関でもカイロプ ラクティツクを行う小池秋久さんもソフト派だ。対象疾患は肩凝り、腰痛、 片頭痛、むくみ、生理痛などだが、小池さんは「ガン患者の痺痛治療にも有 効」と言う。カイロプラクティツタが最も得意とするのは、]線検査などで 明らかな異常はないが、骨、筋肉、関節などに不快感や痛みがある場合だ。

腰痛持ちの筆者も実際に施術を受けてみた。小池さんが痛みのある数カ所 に母指丘を当てると、痛みがスツと取れる感覚を覚える。数十分の施術で背 中や腰が軽くなったように感じられたが、1回限りでは持続的効果は薄く、 週1回程度の施術を5回ほど行い、後は月1回程度のペースで受けるといい らしい。料金は施設によって異なるが、小池さんの場合、20分2000円、40分 4000円、60分6000円だ。

[出典:日経ビジネス、2008/03/24号、田野井正雄=医学ジャーナリスト]

戻る