【緑呪】

長寿の祝いには、還暦(華寿)・古稀・喜寿等、いろいろあります。これらの 祝いを全てまとめて表わす言葉、それが賀寿(がじゅ)です。(寿賀ともいいます)
これを年齢で表すと、還暦(華寿)61歳・古稀70歳・喜寿77歳・傘寿80歳・米寿88歳・卒寿90歳・ 白寿99歳になり、すべて数え年です。数え年100歳以上は上寿といい、毎年お祝いをします。
この年齢の並びを見て、何か感じませんか? 数字のごろ合わせではありませんが、66歳があれば何となく しっくりときます。
実は松坂屋が商魂たくましく、66歳を緑寿でどうかと提案しています。 松坂屋の説明文は次のように書かれています。

66の6にちなんで「6=ろく=緑」で、還暦の赤とも調和 のとれる緑色はお元気な 66歳のエルダーズ(年長者)にピッタリです。 そして、油断すれば失われる地球の緑と美しい自然を 護ることの尊さを若い世代に教えて下されば幸いです。

このことは今年1月、「漢字游歩」バックナンバー51の中で紹介しました。 その時、今年は自分もこの緑寿になると思い、なにかお祝いでもしようと思っていましたが、 つい失念していました。
ところが6月末に突然、緑の祝いではなく、緑の災い逢いました。 数え66歳で緑の災いといえば、年齢からして病気だと想像しませんか? そうなんです。緑内障の手術をうけました。緑寿ではなく緑呪です。
人間ドックで10年以上も前から、眼科で検査を受けるように言われていましたが、 日常生活でなんら支障がないので、そのままにしていました。ところが2年前、 読書中急に文字が欠けて見え始め、眼科通いを始めましたが、最後には手術になりました。
この病気は手術で完治するのではなく、進行を食い止めるにすぎません。 眼圧が高いと言われたら、早く眼科にいって検査を受け、きちんと対応することをお勧めします。
この話には続きがあります。
手術のため2週間入院しましたが、病院の消灯時間が早いことはご存じでしょう。 問題は食事です。目の手術後は歩くこと以外の運動は禁じられていました。 それにしても、でてくる食事の量には驚かされました。めちゃくちゃ少ないんです。 2週間もいたら、骨と皮になる(冗談ですが)のではないか、と心配したほどです。
2週間後、体重を測ったら全く変化がありません。驚きでした。 朝食・昼食は別にして、夕食は病院食の優に3〜4倍は食べていました。 いくら運動しても体重が減るわけがありません。
退院後5ヶ月になりますが、最近やっと2倍くらいまでの量に減らしました。 それでもまだ多いと自覚して、努めて減らすように気をつけています。 「何を食べても太る体質」なんてことをいいますが、太る体質ではなく、要は食べすぎなんです。 同輩の皆さん、後輩の皆さん、食事の量も見直してみませんか。 来年といわず、今日からでも。

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