【笑顔の効果】

実際、笑顔には体の奥底からエネルギーを誘い出す効果があることが知られている。
最近は、笑いの効果の科学的研究も進んできた。一例が、筑波大学大学院人間総合学 科研究科看護科学系の林啓子助教授による「笑いが血糖値を抑える」という研究だ。
糖尿病の患者さんを二つのグループに分け、一方には、食後、漫才を見せて笑って もらう。もう一方にはむずかしい講義を聞いてもらう。それぞれの血糖値を比較した ところ、「漫才グループ」のほうが、「講義グループ」よりも血糖値が40パーセント も低くなっていたという。
そこで林さんたちは、漫才などを見なくても、笑ったのと同じ効果が出る工夫を考えた。 それが「笑み筋体操」である。
テレビ番組で見たが、なかなか面白いので、番組から「笑み筋体操」を再録させていただく。

@準備運動
ストレッチで体をほぐす。手をこすり合わせて温め、顔に当てて筋肉の緊張をほぐ す。

Aたこ焼き体操
両手の親指と人差し指で、○をつくる。
この○を、頬の高い部分に置き、押しつけるようにすると、頬の肉がたこ焼きのよ うに丸くつまめる。つまんだまま、内側に大きく回す。このとき大きな声で、「たこ 焼き、たこ焼き、おいしいなあ」と言う。
次に、同じように「たこ焼き、たこ焼き、おいしいなあ」と言いながら、頬の肉を 今度は外側に回す。
最後に、指でつくった○を勢いよく開いて、「ぱあっ!」と言う。

Bいい顔体操
大きな声で「いい顔〜」と言いながら、両手のひらで、おでこを左右に引っ張る。
同じように「いい顔〜」と言いながら、目じり、頬、口、顎の順に左右に引っ張る。
最後に大きく「いーいーかーおっ!」と言いながら左右の耳を引っ張り、「おっ」の タイミングで勢いよく手を離す。

[出典:「良い言葉は、良い人生を作る」斉藤茂太著、成美文庫]

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