【ボケない三つの自立(1)】

年を取ってから元気でボケない生活を送るためには、次の「三つの自立」が必要なのです。
@身体の自立
A精神の自立
B経済的な自立
つまり、この「三つの自立」が同時にできれば、ボケない確率が高いというわけです。
なぜ、私がお年寄りにこうした「自立」を求めるかというと、他の先進諸国に比べて、日本の老人の自立心が弱いからです。
子どもとの同居率一つみてもそうですし、「老いては子に従え」といったことわざが示すように、年を取ったら子どもの世話になることが当然のように、日本人は思いがちなのです。
その点、先進諸国は違います。親は親、子はで独立しています。もちろん日本人の「親孝行」という美徳は大切だとは思います。ただ、「ボケ」に関して言えば、いまや、ボケないことが「子孝行」の時代なのです。ですから、子どもを頼りにしないで自立すること、それがこれからのお年寄りに求められているのです。
「三つの自立」の中で、まず求められるのが「身体の自立」、つまり、ボケないために、いつまでも健康でいることです。
寝たきりになったら、確実に「ボケ」が忍び寄ってきます。なぜなら、動けなることによって血液の循環が悪くなり、脳に血液が回らなくなってしまうからです。
糖尿病などの生活習慣病にかかっている人は治療を怠らないこと、また、骨折をしないことなど、つねに自分の健康に留意することが「身体の自立」です。

(出典:北海道新聞、2006/08/31、
「ボケないための生活術」医学博士・湘南長寿園病院院長、フレディー松川)

戻る