【断食とニンジンジュース】

断食を行うと血の汚れを一掃できる。断食を行う期間の目安はとしては、健康な人で一週間くらい、体調を崩している人の場合で舌苔(ぜつたい)の消えるまで、というのが適当でしょう。
断食中にはいろいろな排泄反応が起こります。たとえば、くさい息が出る、舌苔が厚くなる、皮膚がベタベタする、口内炎ができる、汚い痰が出る、色の濃い尿が出る、黒褐色をした便が出る、発疹が出るなどです。
これは漢方でいうところの「万病一元血の汚れ」の考え方で説明できます。すべての病気は血の汚れによって引き起こされる、だから、血の汚れをとれば体調が良くなる、あるいは、病気の進行を食い止めることができるということです。地の汚れを取る方法として、最も手っ取り早いのが断食療法なのです。
このように断食は非常に効果がありますが、自分勝手な断食をすることは絶対におすすめできません。知識もなしに無理な断食をすると低血糖症状を起こしたり、また断食直後の捕食がうまくできなかったために腹痛や腸閉塞を起こすこともあります。
もし自分で断食をすることを望まれるのでしたら、私は「朝だけ断食」をおすすめします。朝は食事を摂らず、かわりにニンジンジュースを2〜3杯とショウガ湯を一杯のみ、昼は蕎麦を食べる。夜は何でも食べてよし。どうしても夜はつき合いなどがあってたくさん食べなければならないという状況になりがちです。しかし、この「朝だけの断食」なら、普段の生活ペースを崩さずに、身体にも負担をかけずに続けることができます。

=万病の妙薬ニンジンジュースの作り方=
《材料》
 ニンジン・・・・中2本(400グラム→240cc)
 リンゴ・・・・・中1個(300グラム→240cc)
 合 計                480cc(コップ2.5杯)
《作り方》
 @ にんじん、リンゴをよく洗って、適当な大きさに切る。
 A @をジューサーにかけてコップ2杯半のジュースを絞る。このとき、ニンジンもリンゴもできれば皮も種もそのまま利用してミキサーではなく、ジューサーにかけてください。
ニンジン2本、リンゴ1個を使い、一日の飲用量もコップ2杯半が目標ですが、冷え性の人ほどリンゴの量を減らしてください。

※それぞれの症状に応じて次の野菜をニンジンジュースに加えると効能があります。
  ○キャベツ・・・・・胃潰瘍、肝臓病
  ○キュウリ・・・・・高血圧、心臓病
  ○パイナップル・・・肉食過剰の人の便秘、下痢、気管支炎
  ○イチゴ・・・・・・貧血、歯槽膿漏、美容
  ○セロリ・・・・・・強壮、強精、貧血、肝臓病

(出典:「病気にならない生活のすゝめ(副題:東洋の知恵は長寿の知恵)」石原結實、渡部昇一著、PHP文庫)

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