【「磨くより、うがい薬」=歯周病治療】

簡単なうがいで歯周病が治る、との論文が歯科専門誌最新号に発表された。
これまで歯磨きが中心だった歯周病の新しい治療法として、開業歯科医師の間で注目を集めている抗かび剤治療の簡略版だ。「大学研究者は民間治療法として馬鹿にせず、解明に取り組んで欲しい」と、筆者の山本共夫・黒川歯科医院長(横浜市神奈川区)は訴えている。
歯周病は世界的な定説になっている細菌ではなく、かびのカンジダ菌が原因、との新説を打ち出したのは神奈川県茅ケ崎市の河北正・歯科医師。河北さんは、抗かび剤アムホテリシリンBのシロップ原液で1週間うがいするなどの治療を勧めている。
山本さんは河北説に関心を持ち、抗かび剤の使用法を工夫した。その結果、抗かび剤はずっと薄くていいと確信した。山本さんの論文によると、今年1月から326人を調べた。舌や前歯、奥歯など口内6ヶ所を綿棒でこすって培養すると、8割以上の患者からカンジダ菌が見つかった。
市販のうがい薬20〜30ミリリットルにアムホテリシンBを1滴入れ、1日1回、30秒〜1分間のうがいをすると、8割以上は1、2ヶ月で口臭が消え、歯周病が改善した。
さらに口内炎、便秘や下痢、痔なども改善した。
歯周病は悪化すると、手術も必要になる。「月4、5人あった歯周病手術が今年はゼロ。この治療が普及すれば、大変な医療費の節約になる。研究者は本気で研究して欲しい」と、山本さんはいう。
河北さんは「山本さんの方法で治るのも事実。ただし、薄い薬を長期間続けて、耐性菌が生じないか心配」と話している。

(出典:朝日新聞、2001/11/21)

参考:
この治療法は、新聞記事になってから反響が大きく、歯科医に問い合わせがたくさんあったようです。最終的には、歯科医にご相談を。
興味のある方は、下記アドレスにアクセスしてみてください。
http://www.kkdental.com/qa/q278.htm
http://www.241829.com/yaku02.html


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