【慎太郎の腰痛体操】

実は今まで馬鹿にして面倒臭くもあり、することのなかった腰痛体操を主治医にいわれて近年始めてみたたら案外効果がある。日に日に腰痛が軽くなり、腰に耐久力も備わってきたので、なるほど簡単な術ほど実はよく効くのだと感心し、今では日課の一つに組み込んでいます。わずか四通り。
第一は、枕をはずし仰向けに寝て、腹式呼吸で爪先を15、6秒、そらせて引きつける。
次いで、腰を尾てい骨を下に向けて突き出すように持ち上げる。
第三は、立てた膝に片足をかけて引き倒し、腰をひねる。
第四は、両手で両足のくるぶしを抱いて、腰に向かって引きつける。
おのおの15秒位を10回ずつくり返す。やっても延べ15分もかからぬ、目がさめたらそのまま床の中で出来る簡単な体操ですが、だまされたと思って続けると、わずか2ヶ月で歴然たる効果が表れてきた。何でも要は繰り返しです。

(出典:「老いてこそ人生」石原慎太郎著、幻冬社)

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